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西川内閣参与、鶏卵大手からクルーズ船接待か。ネットでは「卵」不買運動も

元農相の内閣官房参与(農業政策を担当)西川公也氏と、元農林水産事務次官の本川一善氏、元畜産部長の大野高志氏の3名が、鶏卵生産大手「アキタフーズ」から豪華クルーザーで接待を受けていたことがわかったと東京新聞などが報じた。

なぜ発覚した?

今回の接待が発覚したのは、昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件がきっかけだ。

東京新聞は「検察当局が4日に関係先として家宅捜索した鶏卵生産会社『アキタフーズ』(広島県福山市)が2013~18年、計1866万円を克行前法相の政党支部に寄付していたことが分かった」と報じており、検察は押収資料の分析や同社関係者からの任意の事情聴取を進めていた。その中で新たに発覚したのが、今回の農業政策を担当する西川氏を特定企業が接待していた件だった。

ネット上では「どんどん出てくる」「まともな人はいないのか?」「腐りすぎだ」と批判の声が上がり、同社の不買宣言をする人も目立つ。芋づる式に明らかになる、不祥事。正直、またか…と呆れてしまう。これらのことは、日常的に行われているのだろう。「気づかれなければいい」「決定的な証拠が出なければいい」と甘い汁を吸う体質が一刻も早く変わるといいが、それはきっと叶わないだろう。政府への不信感がこれでもかというほど募り、希望を持つことすら困難な現状に悲しくなってしまう。

ちなみに…

今回の件が発覚したきっかけとなった河井克行被告と河井案里被告だが、保釈を求める保釈請求は15日付で棄却されている。案里被告は地裁に準抗告を申し立てたが棄却、その後さらに特別抗告をしたが20日付で棄却されている。河井夫妻を中心に政界の闇が次々と明らかになっており、いよいよ安倍首相にも検察の捜査の手が伸びるとのジャーナリストの声も聞かれている。コロナという未曾有の危機においても身内びいきの政治を続ける安倍政権に、大きなしっぺ返しが来る日は訪れるのだろうか。

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