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DeNA、シャープ、レーザーテックなど

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<2432> ディーエヌエー 1637 +300
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は126億円で前年同期比5.4倍と急拡大した。市場予想は10億円程度であったため、想定外の高水準となった。子会社株式売却益など、一時的な利益計上が99億円発生したことが大幅な上振れの主因ではあるが、中華圏での「スラムダンク」好調などゲーム事業の収益も想定を上回っている。また、ライブ・ストリーミング事業の黒字化達成なども評価材料になっているようだ。


<6753> シャープ 1224 +92
急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は91億円で前年同期比37.8%減益となったが、市場予想は数億円の黒字であったため、想定比上振れ着地となる格好に。白物家電などの売上好調に加え、経費削減効果なども奏効した。通期予想も820億円で前期比55.4%増益、500億円程度の市場予想を上回っている。一方、在庫の増加やFCFの赤字などを警戒する声もあるようだ。


<6920> レーザーテック 9170 -240
大幅反落。前日に20年6月期決算を発表、営業利益は151億円で前期比89.7%増益となり、従来予想の140億円を上回る着地になった。一方、21年6月期は170億円で同12.9%増益見通しになっており、大型案件の売上計上もあって売上高は同33.9%増と大幅増収の計画の中、収益水準は想定よりも小さいとの見方が優勢。開発費の増加など収益の低下要因となるもよう。なお、今期受注高は前期並みの水準を予想。


<7267> ホンダ 2648.5 -178.5
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は1137億円の赤字となり、800億円程度の赤字であった市場予想を下振れた。また、通期見通しは2000億円の黒字で前期比68.4%の減益見通しとしており、2800億円程度の市場予想を下振れている。保守的な計画とはみられているが、年間配当金も前期比68円減配となる44円としており、ネガティブに受け止める動きが優勢に。


<7733> オリンパス 1944.5 +32.5
反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は12億円で前年同期比91.9%の大幅減益となり、市場の赤字予想に反して黒字を確保した。市場予想との比較では医療事業が大きく上振れているもよう。通期計画は依然として未定としているが、6月の減収率は映像事業の急回復を含めておおむね10%程度にまで縮小しており、想定よりも回復スピードは速いとの見方になっている。


<8113> ユニチャーム 4462 -263
大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は553億円で前年同期比41.1%増益、市場予想を20億円強上回った。地域別では中国が好調だった。通期予想は1000億円で前期比11.4%増と変更はなし。大きなサプライズはないものの、好決算期待などで株価は高値圏にあったため、通期予想据え置きを受けて短期的な出尽くし感が先行しているものとみられる。


<6541> グレイス 5050 -1000
ストップ安。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2.1億円で前年同期比21.9%増益となった。通期予想は据え置いており、11.7億円で前期比23.0%増となっている。季節性があるため進捗率に懸念はないが、第1四半期売上高は前年同期比1.9%増にとどまっており、成長期待が高バリュエーションにつながっているなか、ネガティブに捉える動きも多いようだ。決算発表が短期的な出尽くしとみる向きも。


<2146> UTグループ 3025 +503
ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は17.6億円で前年同期比6.4%増と増益を確保した。通期計画は41億円で前期比49.0%の大幅減益であったため、予想外の好スタートと捉えられている。自動車関連分野の低迷によって主力のマニュファクチャリング事業は減益となったものの、ソリューション事業における新規連結化効果、エンジニアリング事業における事業会社の再編効果などが寄与する形になった。


<7202> いすゞ自 993.5 +53.5
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は22億円で前年同期比95.2%の大幅減益となったが、赤字であった市場予想は上回っている。一部は特損に振り替えられているようだが、それを考慮しても損失幅は限定的であった。また、通期予想は500億円、前期比64.4%減を据え置いているが、注目度の高いタイの販売台数見通しは引き上げられており、ポジティブに捉えられているようだ。


<7606> Uアローズ 1378 -164
急落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は50億円の赤字で市場想定の範囲内となった。一方、通期予想は50-70億円の赤字と公表、市場予想は10億円程度の黒字予想であり、回復力は想定以上に鈍いとの見方に。在庫処分による粗利益率の低下などが響くもよう。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に、目標株価も1900円から1350円に引き下げた。

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