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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、欧州市場の上昇が好感

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【ブラジル】ボベスパ指数 103444.48 +0.65%
10日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比668.93ポイント高(+0.65%)の103444.48で取引を終了した。101282.1から103722.5まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。欧州市場の上昇が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、米中対立の激化懸念や国内における新型コロナウイルス感染状況の悪化などが指数の上値を押えた。

【ロシア】MICEX指数 2960.78 -0.39%
10日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比11.57ポイント安(-0.39%)の2960.78で取引を終了した。2998.78から2960.78まで下落した。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。景気の急悪化観測が警戒された。4-6月期の国内総生産(GDP)はマイナス9.6%まで落ち込むと予測されている。また、今年上半期の貿易黒字は前年同期比で41.8%減少したとも報告された。このほか、米中対立の激化懸念などが圧迫材料。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 38182.08 +0.37%
10日のインドSENSEX指数は強含み。前日比141.51ポイント高(+0.37%)の38182.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同56.10ポイント高(+0.50%)の11270.15で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポートした。FIIはこの日までに3日連続の買い越しとなった。また、追加の景気刺激策への期待が高まっていることも支援材料となった。

【中国本土】上海指数総合 3379.25 +0.75%
週明け10日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比25.22ポイント高(+0.75%)の3379.25ポイントと反発した。

中国の政策期待が強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は9日、国営メディア新華社のインタビューで、金融政策をより柔軟化することを改めて強調した。デフレ懸念も後退。朝方公表された7月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)が予想以上に前月から伸びた。物価上昇を背景に、消費活動の回復が進んでいると連想されている。また、生産者物価指数(PPI)はマイナスだったものの、下落幅は予想よりも縮小した。
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