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日経平均は3日ぶり反発、経済再開期待で買い

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日経平均は3日ぶり反発。7日の米国市場はレーバーデーの祝日で休場だったが、欧州市場では新型コロナウイルスワクチンの開発進展への期待が高まり、英独などの主要株価指数が2%前後の上昇となった。NYダウ先物が時間外取引で堅調に推移していることもあり、本日の日経平均は98円高からスタート。前日に続き「ウィズコロナ」関連の値がさグロース(成長)株に売りが先行する一方、経済活動再開への期待から関連銘柄に買いが入り、寄り付き後の日経平均は堅調もみ合いが続いたが、引けにかけて一段と強含んだ。

大引けの日経平均は前日比184.18円高の23274.13円となった。東証1部の売買高は10億7485万株、売買代金は2兆0941億円だった。業種別では、サービス業、食料品、鉄鋼が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、その他製品、機械、電気・ガス業の3業種が下落した。東証1部の値上がり柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は16%となった。

個別では、アサヒ<2502>が商いを伴って7%近い上昇。前日に公募増資の発行価格等が決まり、買い戻しが広がったようだ。リクルートHD<6098>は経済活動再開への期待から2%超の上昇。レーザーテック<6920>や楽天<4755>も上げが目立った。その他ではファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、東エレク<8035>などがしっかり。富士製薬<4554>は菅義偉官房長官の発言を受けた思惑から東証1部上昇率トップとなり、提携が材料視されたDLE<3686>などはストップ高水準で取引を終えた。一方、任天堂<7974>が3%超の下落。ソフトバンクG<9984>やエムスリー<2413>も朝方売りがかさむ場面があったが、その後下げ渋った。三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>は小安い。また、新株予約権発行による資金調達を発表したイーレックス<9517>や、自己株式の処分を発表したTAKARA&C<7921>が東証1部下落率上位に顔を出した。
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