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コーナン、コメリ、DCM…コロナ特需で割安のホムセン株は本当に買いか?=栫井駿介

規模拡大で様々なビジネスチャンスが生まれる

成長するホームセンターの条件として参考になるのが、アメリカの「ホームデポ」の事例です。

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ホームデポというと、ものすごく大きな売り場に、大きな大工用品などを大量に安く売っています。これでいて売上高11兆円の世界最大のディスカウントストアですし、その中で営業利益率も14%と高い数字を誇っています。先ほど日本のホームセンターの営業利益率が5%程度と言いましたが、それに比べても高い数字となっています。これぐらいになるとPERが今25倍ぐらいあるのですが、高い評価をされるということになります。

つまり、ホームセンター成功の鍵は、とにかく規模を拡大しないといけません。日本のホームセンターというとまだ数千億円単位なんですが、ホームデポは11兆円です。11兆円もあれば、当然「バイイングパワー(物を買う力)」というのが強くなるので、仕入先に対して「大量に買うから安くしてよ」というような形で有利な条件を引き出すことができます。

また名前も知れているので、お客さんに対する宣伝というのもより効率的になってきます。その延長線上にあるのが、「プライベートブランド」です。

いまホームセンター各社ともプライベートブランドを強化しているのですが、何故かというと、結局は仕入れて売るよりも、より低い原価で商品を作ることができるためです。規模が大きくなって知名度が上がれば、そのメーカーにおける広告宣伝費なども必要なくなります。

ホームデポの場合であれば、売り場で「人気のホームデポ商品」というような形で売れば、人々が自然に集まってきて、高い利益率で物を売ることができるようになります。

Amazonに頼らずにやっていける

そして、もうひとつはウェブ対応です。

アメリカでは、今だと特にAmazonによる小売業への侵略がどんどん続いていまして、百貨店などはこの新型コロナ禍でも潰れたりしてしまっています。

そんな中でホームデポは影響をまったく受けていないというわけではないですが、かなり低い数字にを抑えられていて、むしろ業績を伸ばしている会社のひとつです。

なぜかというと早い段階からウェブ対応を進めていて、ホームデポにおいてあるような大型の商品というのは、Amazonでは取り扱いにくいわけです。

そういったところで早くからウェブの対応を進めて、利益率を下げることもなく、今の業績を残せているというのが、ホームデポの成功のを事例ということになります。

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