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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油高や新型コロナ・ワクチンの早期実用期待で

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【ブラジル】ボベスパ指数 98363.22 -0.48%
11日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比471.38ポイント安(-0.48%)の98363.22で取引を終了した。99434.7から97757.9まで下落した。

小幅高で寄り付いた後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。米株安が警戒され、ブラジル株への売り圧力も高まった。また、国内における新型コロナウイルス感染の拡大ペースが加速していることも引き続き警戒材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2910.51 +0.45%
11日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比12.96ポイント高(+0.45%)の2910.51で取引を終了した。2874.47から2911.71まで上昇した。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源銘柄の物色手掛かりとなった。また、新型コロナウイルス・ワクチンの早期実用に対する期待が高まっていることも支援材料。一方、足元での景気悪化などが引き続き指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 38854.55 +0.04%
11日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比14.23ポイント高(+0.037%)の38854.55、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.20ポイント高(+0.13%)の11464.45で取引を終えた。

売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。政府が国内製造業への外資を誘致するため、総額230億米ドルの景気対策を用意しているとの報道が対象銘柄の物色手掛かりとなった。また、外国人投資家(FII)の買い継続も指数をサポートした。

【中国本土】上海指数総合 3260.35 +0.79%
11日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.52ポイント高(+0.79%)の3260.35ポイントと3日ぶりに反発した。

中国人民銀行(中央銀行)の資金供給が好感される流れ。人民銀は11日、リバースレポを通じ900億人民元の資金を市場に供給した。今週は期日到来分との差し引きで、計2300億人民元の供給超となる。金融当局の緩和スタンスは世界的に長期化する——との観測もあり、マーケットへの資金流入も当面継続するとの見方が改めて強まった。米中の対立に改善の兆しがみられないことなどを懸念し、指数は安く推移していたものの、中盤からプラスに転じている。



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