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ライフネット生命の決算資料は歴史に残る「神レベル」 だった=シバタナオキ

8月11日に発表されたライフネット生命の決算資料が、まさに歴史に残る「神レベル」の決算資料でした。今回はその内容を取り上げ、コロナ禍でも業績を伸ばし続けている理由、好調な業績の秘密について解説していきます。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

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※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2020年9月16日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

「神レベル」の決算資料

8月11日に発表されたライフネット生命の決算資料が、まさに歴史に残る「神レベル」の決算資料だったので、今回はその内容を取り上げます。ビジネスの見方を変えるだけで、こんなに分かりやすく、違ったビジネスに見えるのかという典型例となっています。
※参考:ライフネット生命保険株式会社 2020年度 第1四半期 決算説明資料

まず直近のライフネット生命の動向ですが、海外市場から約90億円という超大型の増資をしています。海外からの新規調達に加え、既存株主による売出しによって調達した約138億円については、業績の成長加速やオンライン活用に向けた成長投資に充てると発表しています。

では、実際に業績を見ていきます。

保険ビジネスで最も重要なKPI

保険ビジネスにおいて、最も重要なKPIが「年換算保険料」と「保有契約件数」です。

年換算保険料とは、年払いや一括払い、期間中均等支払など様々な支払方法や商品構成がある中で、支払方法の違いを調整し、「契約期間中に平均して支払うと仮定した場合に、生命保険会社が保険契約から1年間に得る保険料収入」を示します。

ここで注意したいのが、保険ビジネスは積み上げ(ストック)型のビジネスであるため、四半期当たりのP/L(フロー)だけで見ると見間違えてしまいます。なぜP/Lだけで見てはいけないのかは、保険会社の財務諸表を読み解く肝となる部分なので、後程詳しく説明します。

ライフネット生命の場合、2020年6月時点で年換算保険料が164.6億円、保有契約件数が38.8万件となっており、どちらも前年同期比で120%程度も成長しています。

Next: 経営陣の交代で成長加速、コロナが追い風に

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