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豪ドル週間見通し:もみ合いか、追加緩和への期待残る

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■下落、株安を嫌気して豪ドル売り強まる

今週の豪ドル・円は下落し、一時76円を下回った。ビクトリア州での新型コロナウイルス感染減少や8月雇用統計の改善が好感された。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加緩和観測は後退したことや、米中関係の悪化を警戒して米国株式は下落し、週後半はリスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:75円99銭-77円51銭。

■もみ合いか、追加緩和への期待残る

来週の豪ドル・円はもみ合いか。8月雇用統計で失業率は低下し、雇用者数は増加しており、豪準備銀行(中央銀行)による追加緩和観測は後退しつつある。ただ、新型コロナウイルス感染の世界的な広がりによる国内経済への打撃は大きく、さらなる金融緩和への期待は消えていないことから、リスク選好的な豪ドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・22日:デベル豪準備銀行副総裁が講演予定

予想レンジ:75円50銭-77円50銭


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