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24日の中国本土市場概況:上海総合1.7%安で反落、外部環境の不透明感を嫌気

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24日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比56.53ポイント(1.72%)安の3223.18ポイントと反落し、7月27日以来、約2カ月ぶりの安値を付けた(上海A株指数は2.44%安の2248.61ポイント)。

外部環境の不透明感を嫌気し、ほぼ全面安の展開。米景気の先行き不安が再び意識された。米ボストン地区連銀総裁は23日、秋以降に新型コロナウイルス感染が再拡大し、追加経済対策で議会が合意できなかった場合、年末に向かい信用不安が一段と高まる恐れがあるとの見解を示している。また、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は同日、新型コロナウイルス対策に関する米下院の議会証言で、前日の証言と同様に「景気回復には程遠い状況」だと説明した。そのほか、米中関係の悪化懸念や国慶節に絡んだ大型連休が来週後半からに迫るなか、積極的な売買が手控えられている(本土市場は10月1~8日が休場)。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、セラミック関連の下げが目立つ。新疆億路万源実業投資HD(600145/SH)が4.9%安、広東松発(603268/SH)が1.6%安で引けた。船舶製造株も安い。中船科技(600072/SH)が3.6%安、中国船舶工業(600150/SH)が3.3%安、中船防務(600685/SH)が3.2%ずつ低下した。このほか、自動二輪、発電設備、航空機、環境保護関連株の一角なども売られている。

外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が3.42ポイント(1.37%)安の246.62ポイント、深センB株指数が10.74ポイント(1.14%)安の932.56ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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