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アウトソシング Research Memo(7):業種分散効果や海外でのロックダウン解除等によりリスクは限定的(2)

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■アウトソーシング<2427>の決算概要

3. 2020年12月期上期業績の総括
上期業績を総括すると、想定外のコロナ禍の影響が業績全体のマイナスに作用したものの、事業別に見るとそれぞれ状況が違っていることに注意が必要である。すなわち、おおまかに分類すると、「国内技術系」は堅調推移、「国内製造系」は厳しい状況、「国内系サービス」は好調継続、「海外技術系」は一旦落ち込んだものの回復傾向、「海外製造系及びサービス系」は製造系が厳しいが、サービス系はネガティブ・ポジティブ両面での影響を受けたという捉え方ができる。したがって、これまで取り組んできた景気変動の影響を受けにくい事業の推進やグローバル規模で業種分散を進めてきたことが、コロナ禍においても、ダウンサイドリスクを限定的に抑える方向に働いたものと評価できる。また、今後に向けても、ロックダウン解除後の本格再開に向けた動きや、リモート対応などwithコロナを見据えた体制整備、好調分野へのシフト、業界淘汰への対応(準備・検討)など、成長軌道に戻すための施策を進めているところは評価すべきポイントと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



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