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今夜は米雇用統計、一時解雇はコロナ前の水準へ向かう?ドル円は全戻しに警戒を=ゆきママ

労働市場の数字を包括的に分析することが必要か

雇用統計に関しては、最も注目されるのがヘッドラインの数字、特に非農業部門雇用者数ですが、前回は一時解雇者数(レイオフ人員)などもクローズアップされ、それが相場の値動きにも強く関係していたので、今回も数字全体を見るというか、包括的に分析する必要があるかもしれません。

まず、前回(8月分)の非農業部門雇用者数は+137万人増、平均時給も前月比+0.4%・前年比+4.7%と申し分のない数字でした。

そして、これ以上に注目されたのが、再雇用前提の一時解雇者数(レイオフ)の急減です。一時期は1,806万人という、とてつもない数字を記録したものの、前回の8月分では616万人まで減少しました。特に前々回の7月分から300万人以上の減少・急回復となっています。

一時解雇者数の推移

一時解雇者数の推移

仮に9月、10月、11月と同様のペースでレイオフ人員が減少すれば、この一時解雇者数はほぼコロナ前の水準に戻ってしまいます。FRBの2大目標は物価の安定と雇用の最大化ですから、そのうち片方は比較的早期に達成されることになるわけです。これにより、緩和政策が本当に続くのか、という疑義が生じて株価が反落したという指摘があります。

前回は平均時給が予想を大きく上回る伸びとなり、失業率も急低下したことから発表直後こそドル円が30〜40銭程度上昇したものの、結局は行って来いで終値は雇用統計発表前の水準と同じでしたから、今回も全戻しには警戒しておきましょう。

先行指標は良好、中小企業の改善が目立つ

先行指標は全体的に堅調な数字が並び、雇用統計の回復傾向を裏付ける数字となっています。

先行指標の結果(青は改善・赤は悪化、数値はいずれも速報値)

先行指標の結果(青は改善・赤は悪化、数値はいずれも速報値)

とりわけ、民間のADP(オートマチック・データ・プロセッシング)社の雇用報告は前回8月から大きく改善しています。

もっとも、この数字は中小企業の雇用が増えたことに起因するらしく、賃金面ではマイナスといった見方も出ています。

とりあえず、先行指標は良好なので、予想並かそれ以上の数字を想定してトレードする方が良いかもしれません。

Next: 今夜は全戻しもありそう。想定レートは1ドル=105.20〜106.00円

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