<メリット4>
申請が完了すると遺言者には「遺言保管証」が発行されるので、これを親族に周知しておくだけで中身を見られることなく遺言の存在を伝えることができます。
※自筆証書遺言を書いても、親族が発見できずに活かされなくなることや、事前に内容を把握されることを防ぐことができます。
<メリット5>
遺言保管所に保管されている遺言については、相続発生後に家庭裁判所にて検認を行う必要がありません。
<メリット6>
保管時の手数料が3,900円で利用できるので、公正証書遺言を作成する費用と比べてかなり安くできます。
以上が、遺言書保管制度を使うメリットになります。
相続トラブルは誰にでも起きる
ご存知のとおり、相続発生後の相続人間のトラブルには財産の多い少ないは関係ありません。むしろ財産が少ないほうが相続人間のトラブルが発生しやすくなっています。
家庭裁判所の統計データを見ていますと、遺産分割事件において遺産総額が1,000万円以下の事件が占める割合は33.9%もあり、5,000万円以下にすると76.8%にもなります。
自筆証書遺言ですべてのトラブルを回避できるとは思いませんが、有効な手段のひとつであることは間違いないと考えます。
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※本記事は有料メルマガ『奥田雅也の「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」』2020年10月21日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
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- 奥田@有料版vol.259:興味深い生保会社決算内容(7/1)
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『奥田雅也の「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」』(2020年10月21日号)より一部抜粋
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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