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米長期金利は4-6月期に2%に接近する可能性も

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 2日発表された3月米雇用統計は市場予想を上回る強い内容だった。非農業部門雇用者数は、前月比+91.6万人と市場予想の同比+66万人程度を大幅に上回り、債券利回りの上昇を促した。3月の失業率は2月の6.2%から0.2ポイント低下して6.0%。金融当局者が注目している広義の失業率(U6/不完全雇用率)は2月の11.1%から3月は10.7%に低下した。

 市場関係者の間からは「米国経済活動の拡大によって非農業部門雇用者数の増加は4月以降も一定水準を維持する」、「雇用拡大はインフレ見通しにも影響を及ぼす」との声が聞かれている。大規模なインフラ投資計画の影響も考慮すると、長期金利は4-6月期に2%に接近する可能性があるとの見方は残されており、ドル買い材料のひとつになりそうだ。
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