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日経平均は29円安でスタート、資生堂やファーストリテが軟調

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23835.49;-29.07
TOPIX;1732.48;-2.49

[寄り付き概況]

 22日の日経平均は前日比29.07円安の23835.49円と小幅に続落して始まった。21日の米国市場は、中国での新型コロナウイルスによる肺炎患者が米国でも見つかり、拡大懸念からリスクオフムードとなり、主要株価指数は揃って下落。シカゴ日経225先物も大阪日中比105円安の23755円と下落した。ドル円相場は1ドル=109円台90銭前後と円高基調での推移となっている。こうした全体的なセンチメントの悪化から、日経平均は小幅ながら続落してのスタートとなった。明日の日本電産<6594>を皮切りに主要企業の決算発表が本格的に始まるため、結果を見極めたいといった思惑もあるようだ。

 業種別では、不動産、精密機器、サービス業などを筆頭に12業種がプラス推移となっている一方で、鉄鋼、非鉄、海運などを中心に21業種がマイナス圏で推移している。売買代金上位では、中国での新型コロナウイルスによるインバウンド需要の減少懸念から、昨日に引き続き資生堂<4911>が2%近い下落を見せており、そのほか、ファーストリテ<9983>、日本航空<9201>など関連銘柄の下落が目立つ格好となっている。一方、外資証券による目標株価の引き上げ観測があったアドバンテスト<6857>が3%近い上昇となっているほか、東エレク<8035>やキーエンス<6861>なども堅調。
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