27日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円85銭まで下落後、109円10銭まで反発も上値重く、引けた。
米国の12月新築住宅販売件数が予想を下回ったことや、新型肺炎の感染拡大により世界経済の見通しが悪化したため米国債利回りの低下に伴うドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1032ドルから1.1010ドルまで下落して引けた。ドイツの1月IFO企業景況指数の低調な結果に加え、バルニエEU首席交渉官が離脱する英国との貿易摩擦の可能性を警告するなど一段の成長リスクが警戒されユーロ売りが加速。
ユーロ・円は、120円29銭から119円91銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3076ドルから1.3040ドルまで下落した。
英国中銀による利下げの可能性や、バルニエEU首席交渉官が英国との貿易摩擦の可能性を警告したため成長に悲観的見通しが広がりポンド売りが加速。
ドル・スイスは、0.9682フランまで下落後、0.9707フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・12月新築住宅販売件数:69.4万戸(予想:73.0万戸、11月:69.7万戸←71.9万戸)
・米・1月ダラス連銀製造業活動指数:‐0.2(予想:-2.0、12月:-3.2)
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