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注目の欧米経済指標:1月米小売売上高は順調な伸びを記録か

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2月10日−14日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては、以下の通り

■12日(水)午後7時発表予定
○(欧)12月ユーロ圏鉱工業生産-予想は前月比-0.2%
参考となる11月実績は前月比+0.2%。ただし、資本財、中間財、エネルギーの生産減少が続き、前年比では減少した。12月については、世界経済の減速懸念で資本財生産の持続的な増加は期待できないことから、伸び率は11月実績を下回る可能性がある。

■13日(木)午後10時30分発表予定
○(米)1月消費者物価コア指数-予想は前年比+2.2%
参考となる12月実績は前年比+2.3%で市場予想と一致。住居費の上昇が寄与した。1月については、引き続き住居費のコストが上昇しているが、一部項目の上昇率は鈍化するとみられており、コアの物価上昇率は12月実績をやや下回る可能性がある。

■14日(金)午後4時発表予定
○(独)10-12月期国内総生産(GDP)-予想は前年比+0.3%
昨年7-9月期は、欧州連合(EU)からの英国の離脱問題、貿易摩擦、制裁関税や世界経済の全般的な減速などの悪材料があった。10-12月期については、昨年10−12月の総合PMIが改善傾向にあったものの、回復の度合いは不十分であり、経済成長率は7-9月期の実績値を下回る可能性がある。

■14日(金)午後10時30分発表予定
○(米)1月小売売上高-予想は前月比+0.3%
参考となる12月実績は前月比+0.3%で市場予想と一致。衣料品や建築資材の伸びが大きかったようだ。1月については、雇用情勢がまずまず良好であることから、個人消費の減退は想定されていない。また、オンライン販売は順調とみられており、1月の数字は12月実績を上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・10日(月):(日)12月経常収支、(中)1月消費者物価指数
・11日(火):(英)10-12月期国内総生産、(英)12月鉱工業生産
・13日(木):(日)1月国内企業物価指数
・14日(金):(欧)12月ユーロ圏貿易収支、(欧)10-12月期ユーロ圏域内総生産改定値、
(米)1月鉱工業生産、(米)2月ミシガン大学消費者信頼感指数、(米)12月企業在庫


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