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ボリビア大統領はなぜ今「IMFと世界銀行からの自立」を宣言したのか?

イラクがロシアに急接近

力の均衡を望むイラクの新たな動きを紹介します。イラクがロシアに接近しています。
※参考:http://theduran.com/breaking-iraq-seeks-russias-military-political-alliance/

報道のポイントは下記の通りです。

イラクがロシアと軍事的及び政治的同盟関係を望む動きを示した。最近イラクは、イラン、ロシア、シリアに接近しており、他方で米国から距離を置く動きを活発にしている。

イラクのNouri al-Maliki副大統領はロシアを訪問し、ロシア連邦との軍事的・政治的同盟関係を築きたいと公言した。

Maliki副大統領は、ロシア連邦議会上院議長のValentina Matvienko女史と会談後、「ロシアとイラクは昔から歴史的に強い関係があり、我国にロシアの政治的、軍事的なプレゼンス(駐留との意味も含まれる)を望んでいる。これにより、均衡が生まれ、それが中近東地域諸国の利益となる」と述べた。

さらに、ロシアのSergey Lavrov外相との会議で、Maliki副大統領はイラクが“外国からの制裁”を受けないように、イラクはロシアと緊密に協力する重要性について述べた。イランとイラクの緊密な関係を仮定すると、同副大統領が警告する相手は米国となる。

これはつい最近、イラクはイランと軍事同盟を締結しているからである。

また、イラク副大統領は、最近のシリアにおけるロシアの役割を高く評価していた。

イラクの最近の政情は安定しており、米国は、政治的な影響力を次第に失っている。

Maliki副大統領は、イスラム国退治においても、イランの果たした役割を称賛し、米国を非難している。そしてさらにロシアとの関係も改善し、良い協力関係を構築したいと望んでいるのだ。

イラクは、米国によって最もコントロールされている中近東国家とみなされているが、序序にその独立国家としての意識が高まり、米国の手の中からすり抜けようと動いているのだ。

もしMaliki副大統領の願いがかなって、米国がイラクから撤退すれば、1975年の南ベトナムからの撤退以来、最も劇的な撤退劇となるだろう。

このように、米国一強から、多極化しているのです。緩慢な速度ですから、なかなか気付きにくいのですが、この勢いは少しづつ増しています。
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※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2017年8月2日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2017年8月2日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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