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今年の主役はNYダウとビットコイン、そして…?未来予測プログラムが分析=高島康司

ウェブボットによる2017年経済予測(2)

<市場のクラッシュとビットコインの急騰>

Q6:
オバマの在任期間中市場のクラッシュは起こるだろうか?

A6:
オバマの在任期間に市場のクラッシュを示すデータは存在している。しかしそれは、だれの目にも分かる大きな市場崩壊ではなく、ドルの価値が一時的に下落する「フラッシュ・クラッシュ」と呼べるようなものだ。これは1月8日から12日に起こるとある。

しかし、この変化は表面的なものだ。金融システムの根本的な変化が水面下で進行している。それは、仮想通貨のビットコインの急激な価格上昇である。この主な原因は中国だ。

中国の国民は人民元の変動を心配し、急速にビットコインへと逃避する。通貨の信頼喪失がビットコイン急騰のひとつの背景だが、これはドルなどの他の通貨でも同じようなことが起こる

ところで、ビットコインの市場は金や通貨のような他の市場のように操作されてはいない。市場の動向を素直に反映している。その意味ではビットコインの上昇は、既存の通貨の危機を現している。

ビットコイン急騰にはさらに別の背景もある。いま中国はAIIB(アジア開発投資銀行)で集めた資金を活用し、「一帯一路」という広大なユーラシア経済圏を形成する構想を進めている。これでこれまで世界経済につながっていなかった何億人もの人々が参加することになる。これらの膨大な数の人々が、ブームにのってビットコインを購入するとデータにはある。

<銀価格の動き>

Q7:
、そしてドルの価値との関係はどのように推移するのか?

A7:
2003年くらいだが、ウェブボットのデータには「ドルの死」というキーワードとともに、ダウが20000ドルに上昇し、銀が600ドルに高騰するとのデータがずっとあった。いまでもこのデータは存在している。いまダウが20000ドルの王台に乗る勢いなので、このデータが実現しつつあることを示している。したがって、これから銀も勢いよく上昇するはずだ。

銀が急騰する理由はいくつかある。ひとつは新興国の人々の所得は低いので、資産を守るためには金ではなく、まだ価格の安い銀を買う傾向が強いことだ。また、インド中国などの国々では、政府による金の没収が実施されるとデータにはある。このため、銀に乗り換える人々が増えるのだ。

この銀の急騰は、1月最初の取引日から始まるとデータにはある。データでは、20000ドルのダウ600ドルの銀、そしてビットコインの急騰という3つの要因が相互にリンクして進むとある。

もちろん「600ドル」というのは、集合的な感情が強く反応する値である。つまり、「高騰」を表現する象徴的な言葉であるということだ。したがって、実際に600ドルまで上昇するかどうかは分からない。しかし、124ドルと345ドルという2つの数字もデータにはあるので、このレベルまで急騰する可能性は否定できない。

<金価格の動き>

Q8:
では、の価値はどうなるのか?

A8:
データでは、金はこれから急騰するとある。金の暴落の予想もあるが、金はこれとは逆の方向に動くことだろう。

Next: 2017年の地政学的リスク~「大きな戦争」が起こる可能性は?

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