【ビジネスが失敗する3つの要因とは】
現在は広告費をあまりかけずに宣伝することが可能で、売れる仕組みも商品も、いくらでもあります。なのに、いまだにビジネスで成功できる人は多くありません。それは、以下の3つの点において選択を誤っているからです。
《ビジネスが失敗する3つの要因》
- 美味しい話を求めて外に目を向けている
- 最初に「商品ありき」になっている
- 成功する方法を求めている
(1)から順に説明していきましょう。
1. 美味しい話を求めて外に目を向けている
本来、どのような商売をしようかと考える際に、最初に目を向けるべきなのが「自分自身」です。要は外に目を向けるのではなく、内に目を向ける、ということです。ここでもし、あなたが他人をサポートできる技術などを持っているのであれば、それをもっと研ぎ澄ませることによって商品になります。
自分の中のどんなものが売り物になるのかと言うと、たとえば手帳術とか整理整頓術、といったノウハウを売るセミナー講師とか、プレゼン資料の作成やデザインを請け負う外注先としてなど。意外に「こんなものが?」というものが商品になります。私はサラリーマンとしてのノウハウを書籍化し、ビジネス書作家になりました。
ここで注意していただきたいのが、「自分の好きなこと・得意だと思っていることが商品になるとは限らない」ということです。
商品とは、他人が求めて初めて商品となります。よって「それが商品になるかどうか?」というのは、他人の反応をよく観察しなければなりません。あなたがそれをすることによって誰かが喜ぶ、というのであれば、商品になる可能性は高いでしょう。
2. 最初に「商品ありき」になっている
すでに「商売に必要な2大要素とは『売り物』と『顧客』だ」というお話をしました。この2つのどちらを先に考えるべきなのか?といったら、実は「顧客」です。
ほとんどの人が「何を売ろうか?」からビジネスをスタートしていることが、失敗の大きな要因になっています。仮に今、自分に売り物がないとしても、他人の商品を売ればいいだけですから心配いりません。
3. 成功する方法を求めている
本号の特集は「自分メディアのつくり方」ではありますが、当メルマガでは「HPのつくり方」とか「人を惹きつける文章の書き方」などはお伝えしません。
その理由は2つあります。「方法に関しては、本屋やネット上などで、いくらでも売っているから」というのが1つ。2つ目の理由は、「これさえやれば成功できるに違いない」という思い込みが、自分の成功を阻む一因となっているからです。