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「仕事を辞めてカンボジア移住だ!」日本人は何万円で生活できる?格差で選ぶ家計簿3パターン

あなたはできる?安く生活したいなら、こんな「現地化」が必要!

一昔前には「一億総中流」という言葉があったくらい、日本人は中流意識を持っている人が多い国民です。ただ、日本の中流、つまり日本人にとって普通の感覚で生活をすると、カンボジアでは結構お金がかかります

電気代の現地化:エアコンを使うと高い!扇風機でガマン

例えば電気代。これを書いている今、夜の22時に温度計を見てみると気温は28度でした。日本の熱帯夜の定義は「最低気温が摂氏25度以上」とのことなので、日本の感覚でいうと熱帯夜になると思います。

暑さに弱い方ならエアコンをつけたくなるかもしれませんが、こちらの電気代は日本とほぼ同じくらいの価格なので非常に割高感がありますよ!

このくらいの暑さでエアコンを付けてしまう人なら、おそらく月の電気代は100ドル程度かかることを覚悟しておいてください。同じ条件で扇風機を回すだけで済む人なら50ドル以下、扇風機すらいらない方なら20ドル程度で済むと思いますので、その差は歴然です。

我が家の扇風機。値段は左が65ドル、右が10ドルとこれまたピンキリ!

我が家の扇風機。値段は左が65ドル、右が10ドルとこれまたピンキリ!

あとは蚊や虫の侵入を恐れて窓を開けておくのが嫌な方は、風が通り抜けないのでどうしても室温が暑くなります。その場合は扇風機やエアコンに頼らざるを得なくなると思いますので、電気代のアップは覚悟しておきましょう。

外食の現地化:日本食は高い!基本はクメール料理で

続いて外食です。一般のカンボジア人も利用するようなローカルの食堂や屋台を利用できる方なら、2ドルもあれば十分お腹を満たせます。たまにお酒を飲んだって6ドルもあれば十分気持ちよく酔っぱらえますから、非常に安く済みますよね!

1日3食を全て外食で済ませ月に4回お酒を飲んだとしても「(3食×30日×2ドル)+(お酒を飲む差額4ドル×4回)」=196ドルでまかなえる計算になります。

路上だけでなく、市場の中にも屋台が立ち並び、安くて美味しいご飯が気楽に食べられる

路上だけでなく、市場の中にも屋台が立ち並び、安くて美味しいご飯が気楽に食べられる

しかしクメール(カンボジア)料理ばかり食べていると、たまには日本食や洋食の味が恋しくなるもの。日本食や洋食のお店なら良心的なところでも最低4ドル、サラダやドリンクなども頼めば、すぐに10ドル程度はかかりますから一気に値段がはね上がります。このローカル食以外を食べる頻度によって、外食にかかる費用は大きく変わるのです。

自炊の現地化:スーパーは高い!割り切ってローカル市場へ

日本食が食べたくなっても外食が高くつくのがネックなら、自炊をするのはどうでしょう?

これなら自分の好きな味付けで、好きな料理を作れます。2014年にはカンボジアにもイオンモールができましたし、それ以外にも同じように近代的なスーパーマーケットがありますから、そこに行けば日本と同じようなスタイルで買い物ができます。

カンボジアに5店舗あるラッキーマーケット。外国人やカンボジア人で賑わう

カンボジアに5店舗あるラッキーマーケット。外国人やカンボジア人で賑わう

お肉や魚は切り分けてパック詰めされ、ちゃんと冷凍機能のある陳列棚に並べられているので安心して買い物ができますよ!

もし、もっと安く済ませたいならローカルの市場に行くことをオススメします。ここなら野菜やお肉、魚などの食品が、スーパーマーケットの半額くらいで買えてしまします。

グラム売りで少量から買える便利な市場。仲良くなるとおまけしてくれることも

グラム売りで少量から買える便利な市場。仲良くなるとおまけしてくれることも

ただし売っている食品は全て常温&むき出しのままで売られています。だからお肉や魚はもちろん、野菜にだってハエがたかっていますし「葉物野菜の中に虫が潜んでいた!」なんてことも、スーパーマーケットで買うより確率が高いです。

そのあたりを洗えば問題ないと割り切れる方は市場へ、割り切れない方はスーパーマーケットへ行きましょう。

他にも挙げればきりがないのですが、総じて、カンボジアで生活費を安く済ませるには「いかに現地化できるか」がキーとなります。逆に言えば、現地化がうまくできないと「意図せず生活費がかさむ人」になってしまうというわけです。

そして(多分に僕の主観を含みますが)、この「意図せず生活費がかさむ人」は「中流派」(月に600~900ドル程度で生活)の方に多いため、特に注意が必要なんですよ。

と言いますのも「倹約派」や「リッチ派」の方が意図的にお金を節約したり浪費しているのに対して、「中流派」の方は、毎日の生活意識によってごく自然に「生活費がかさむ人」とそうでない人に分かれてしまうんですね。

惰性に任せて「生活費がかからないタイプ」に落ち着くなら良いのですが、逆なら大変です。毎月使えるお金が限られる中で意図せず生活費がかさんでしまうと、何かを我慢しなくちゃいけません。そして我慢する生活が続くと、当然ストレスがたまります。それではせっかくのカンボジア生活が楽しめませんよね。

さて、今回のプノンペン生活費シミュレーションはいかがでしたか?もしあなたが移住したら「中流派」「倹約派」「リッチ派」のどれになるでしょう?カンボジアは夢のある国、あなたも機会があれば、ぜひ移住先の候補にしてくださいね!

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路地ウラウォッチャー – げん 改め けん

日本で結婚して、たった半年でカンボジアへ単身渡航。彼いわく、結婚3ヶ月で奥さんのご両親に「カンボジアに行きます」と挨拶したことが、人生で最も緊張した瞬間とのこと。男にはやらなきゃいけない時があるとはいえ、本当に今だったのか!? それを証明する為にも、行け!「げん 改め けん」! 働け!「げん 改め けん」!!

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