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星は天底を知っている。金融占星術の「金星逆行」現象で占う金相場と世界経済のゆくえ

投資に「金融占星術」を活用していますか?海外では専門ファンドも存在するほどメジャーな存在で、変化日に注目する投資のプロが大勢いるそうです。そんな金融占星術の注目現象「金星逆行」が7/25からスタート。『投資日報デイリーリポート』が、市場のリスク許容度の変化に敏感なゴールド相場を中心に解説します。

※金星逆行…地球から見た金星が通常と反対に動くように見える現象。天底が形成されたり波乱含みの相場展開になりやすい時期とされる
※サインチェンジ…ある天体が隣の星座(サイン)に移行すること。相場の転換点になりやすいとされる
※オーブ…相場サイクル理論における変化日の誤差許容範囲のこと

《第六感の目》 いざ金星逆行金相場 8年前の金の動きを振り返る

NY金相場は年初来安値が更新された事で、長期サイクルの潮目が変わった公算が高い。

ただ、サイクルを検証する前に2007年の金星逆行を振り返る必要がある。

Gold先物(COMEX)月足(SBI証券提供)

Gold先物(COMEX)月足(SBI証券提供)

金星逆行自体は約19カ月周期で発生する現象だが8年周期でほぼ同じサイン、ほぼ同じ時間帯で発生する。つまり、今月25日から始まり9月6日に終了する今回の金星逆行時の相場は、07年の金星逆行時の相場とシンクロするかも知れない

逆行時の相場で注意すべき時間帯は3つ。開始時と終了時、そして中間点である。更に今回の金星逆行は7月31日~8月1日にサインチェンジが起こるので、都合4つの時間帯に注意が必要だ。

07年の金星逆行は7月27日~9月8日まで発生し、8月18日が中間点。8月9日にサインチェンジが起こっていた。この時NY金は、06年後半から形成されていた長期トライアングルを上放れる直前停滞期。中期トレンドはその年の4月から弱気。その流れが6月に変わったばかりであった。

ここから7月24日まで上昇した相場は急落して逆行開始前日の26日に安値を形成後、サインチェンジする8月9日付近まで上昇して再度急落。逆行中間点2日前の8月16日まで下落して再度反転上昇。そして逆行が終了する9月8日付近でこの上昇が加速した。

この07年の動き通りに今回の金星逆行が相場に作用するか否かは不明。しかし、上記4つの時間帯は前後2営業日程度のオーブで相場の反転もしくは加速に作用するのではないかと筆者は見る。

Gold先物(COMEX)日足(SBI証券提供)

Gold先物(COMEX)日足(SBI証券提供)

今回の金星逆行は土曜日(25日)に発生するので、その影響は月曜日(27日)の相場に反映しよう。ここに向けて相場が反転上昇した場合は売り、サインチェンジ場面で買うといったように、今回の逆行の4つの節目はスイングトレードにおける“逆張り”のポイントになると見る。更に今回最注目の時間帯は中間点の8月15~16日かもしれない。

【初出:商品版投資日報 7月24日号「第六感の目」(毎週金曜日掲載)】

投資日報デイリーリポート』(2015年7月28日号)より一部抜粋
※冒頭用語説明、太字とチャート画像はMONEY VOICE編集部による

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