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ドル円相場は節目を越えた?今後のシナリオ~今週の各通貨ペアチャート分析=川口一晃

ユーロ/円 高値更新をしたものの

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<先週の動き>

ABラインを越えて新しいペンタゴンの中に入るやいなや、上値の節目水準より上放れている。そして、B点が位置する時間帯にかけて高値を示現するものの、先週末には陰線が出現している。
次の注目日は3月8日前後である。

A点水準:約123円
C点水準:約128円

<今週のポイント>

ACラインに注目をしたい。右肩上がりのACラインが下値支持線として存在しているが、このACラインを維持することが出来るのか否かに注目をしたい。すなわち、ACラインを割り込んでしまうと上値の重たい展開に移行することになるからだ。

B点にも注目したい。B点が位置する時間帯を通過した直後に陰線が出現していることから、B点の位置が変化日となり流れが変ったのか否かにも注目していきたい。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)

下落トレンドの上昇局面である。下落局面への転換価格(売りシグナル及びロスカット)は、終値で128円00銭を割り込むことである。

<今週のメインシナリオ>

堅調な展開を維持している。A点が位置する時間帯以降、右肩上がりに推移している。また、下値支持線ACラインの上方を推移しているからだ。この場合、130円台乗せの可能性が出てこよう。

<サブシナリオ>

上値の重たい展開に移行する可能性もある。B点が位置する時間帯を通過した直後に陰線が出現している。また、右肩下がりのBCラインが上値抵抗線として控えているからだ。この場合、127円を試す動きになっていこう。

豪ドル/円 ど真ん中の時間帯を通過

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<先週の動き>

A点が位置する時間帯を通過した後も上昇を続けた豪ドル円はC点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯に上値抵抗線BDラインに到達。そして、その直後より大きく値を下げてきている。
次の注目日は3月8日前後である。

A点水準:約79円75銭
B点水準:約84円50銭
C点水準:約81円

<今週のポイント>

C点に注目したい。C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、流れが変ったのか否かがポイントになる。したがって、週明けの動きには注目をしたい。

BDラインにも注目をしたい。堅調な展開に戻るのであれば、上値抵抗線として存在しているBDラインを越えていくことが求められるからだ。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)

上昇トレンドの下落局面である。上昇局面への転換価格(買いシグナル及びロスカット)は、終値で83円75銭を超えることである。

<今週のメインシナリオ>

上値の重たい展開となっている。C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯に高値を示現し、その後に急落。すなわち、C点が変化日となっている。また、上値抵抗線BDラインが存在している。そして、右肩下がりのDEラインも上値抵抗線として控えているからだ。この場合、81円を試す可能性がある。

<サブシナリオ>

堅調な展開に戻る可能性も残っている。中心点C点の上方を通過したことで、下値は限定的と考えることができるからだ。この場合、再び高値を窺う動きになっていこう。

Next: ポンド/円 週明けの動きに注目

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