いつ起こっても不思議ではない
ご紹介したフラッシュクラッシュは幸か不幸か、私は生でチャートの前でその光景を見ることになりましたが、ポジションをもっていて利益が出たのは2019年の正月だけで、あとの2回はまさに指をくわえてなすすべもなくチャートを眺めることとなりました。
こうしたフラッシュクラッシュでは、よほどポジションに近いところにストップロスを入れておきませんと、結局、スプレッドが大幅に広がってまともに損切ができなくなることがほとんどとなります。
とくに国内でディーリングデスクを置いて顧客と反対売買することや顧客の損失こそが利益となっているビジネスをしている業者は、作為的にスプレッドを1円~2円単位で広げてきますから、強制ロスカットにさえ引っかからない場合も続出します。
今回あえてご紹介しているフラッシュクラッシュは、別に近々に同じことが起きるという注意喚起ではありません。
あくまで昨年から1年経過しているので、あえてまた意識しておかれることがいいのではという意味ですから、3月に同様のことが起きると示唆しているわけではありません。
ただ、絶対に起きないとも言えないのもまた事実で、常に心のどこかで意識しておかなくてはならないものと言えます。
とくにストップロスをどういれて安全対策をするかは、非常に重要な問題です。この機会に、再度自己点検をされておくことをお勧めします。
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- 3月5日ロンドンタイムショートコメント(3/5)
- 昨春相場暴落から1年~改めてフラッシュクラッシュの仕組みを考える(3/5)
- 3月4日ロンドンタイムショートコメント(3/4)
- ヒンデンブルグオーメン14か月ぶり点灯に市場がざわめく理由とは(3/4)
- 3月3日ロンドンタイムショートコメント(3/3)
- レイダリオが見立てる足元相場のバブル度(3/3)
- 3月2日ロンドンタイムショートコメント(3/2)
- 10年ものJGBの金利は既に日銀のYCC開始前のレベルに上がっている(3/2)
- 3月1日ロンドンタイムショートコメント(3/1)
- 3月第一週相場分析(3/1)
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『今市太郎の戦略的FX投資』(2021年3月5日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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