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コロナ追い風「楽天 vs ヤフー」EC頂上決戦の勝者は? 取扱高と成長率、テイクレートを徹底比較=シバタナオキ

コロナを追い風に成長を続けている楽天とヤフー、2020年10月-12月四半期決算のEC対決を制したのはどちらなのか?取扱高と成長率、テイクレートを比較して見ていきます。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2021年3月2日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

Q. 楽天 vs ヤフー: コロナ禍でのEC頂上決戦を制したのは?

ヒント:取扱高、取扱高の前年同期比は楽天がヤフーを上回っていますが、テイクレートはヤフーが楽天を上回っています。

今回の記事では、コロナが追い風となって成長を続けているECビジネスにおいて、日本の二大EC事業者である「楽天」と「ヤフー」を比較。直近の2020年10月‐12月の四半期決算を分析し、どちらがEC決戦を制したのか?という視点で詳しく見ていきたいと思います。
※参考・画像出典:楽天株式会社 2020年度通期及び第4四半期 ビデオプレゼンテーション資料(2021年2月12日)
※参考・画像出典:Zホールディングス株式会社 第3四半期決算 プレゼンテーション資料(2021年2月3日)

EC事業全体の取扱高・成長率はどちらが早かったのか?

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まず最初に、両者のEC事業全体の取扱高と成長率を比較していきます。

楽天の2020年10月‐12月四半期の国内EC事業の取扱高(GMV)は1.4兆円、前年同期比(YoY +38.5%)となりました。

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同四半期のヤフーのEコマース事業のGMVは9,182億円で、YoY+33.0%でした。

両者を比較すると、四半期の取扱高は、楽天(1.4兆円)、ヤフー(9,182億円)と楽天の規模がヤフーの約1.5倍、成長率は楽天(YoY+38.5%)ヤフー(YoY+33.0%)と、こちらも楽天がヤフーを上回っていることがわかりました。

Next: ショッピング全体の取扱高・成長率はどちらが早かった?

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