NYダウは5日、史上最高値を更新して3万4,230ドルとなりました。米国経済は超長期サイクルでの上昇トレンドに入ったと見ています。日本は米国よりも遅れて動きますから、同じような状況になるにはあと5年はかかりそうです。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)
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米国経済は超長期サイクルの上昇期に入った?
アメリカの景気が上向きであることは、これまでも当メルマガでお伝えしてきました。やはり、超長期の景気循環・コンドラチェフサイクルの上昇を反映しているのでしょう。
金融市場の方が先行しますから、NYダウの強さは、今後のアメリカの実体経済の上昇を予見しているとも言えます。
日本経済の上昇サイクル入りはあと5年はかかりそう
日本は、アメリカよりも遅れて動きますから、しっかりと経済が上向くのは、2025年頃からとなるでしょう。
1940年の超長期サイクルの大底からの上昇を、当時、日本で実感できるようになったのは1955年頃からです。
1955年と言えば、昭和30年ですね。終戦が1945年(昭和20年)ですから、終戦の10年後ぐらい、サイクルの大底からですと15年後ぐらいです。
日本の歴代内閣を振り返りますと、以下の通りです。
1954年(昭和29年)に、吉田内閣から鳩山内閣へ
1956年(昭和31年)に、鳩山内閣から石橋内閣へ
1957年(昭和32年)に、石橋内閣から岸内閣へ
1960年(昭和35年)に、岸内閣から池田内閣へ
池田内閣の所得倍増計画の頃には、経済成長が鮮明になっていました。ですから、そういう感じになるのは、おそらく2030年頃です。
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