物価指標を注視するしかない
まず、物価上昇が9月まで続いた場合、そして、物価上昇が大幅になった場合には、テーパリングは9月を前倒しして実施される可能性があり、ここは日々の物価指標を注視するほかありません。
景況感指数、つまりISMやNYやフィリーなどの景況感指数の中に含まれる物価指数は、高騰しており、このまま9月まで待っているような状況ではないよね、と個人的には感じます。
でも、FRBはFOMCにて動かないことを表明しているのですから、今後も物価指標を見るほかありません。
とりあえず、ISMの価格指標や、雇用統計の労働賃金などで、期待インフレ率を精査していくほかありません。もちろん、PCEやCPIなどもそうです。具体的にはPPIの鈍化などが先行指標になるでしょう。
言いたいことは、物価の上昇というのは喫緊の課題であり、いつ物価が吹っ飛んでもおかしくない状況にあるということです。
マーケット展望
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『角野實のファンダメンタルズのススメ』(2021年7月29日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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