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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり

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【ブラジル】ボベスパ指数 118723.97 -1.73%
26日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比2093.74ポイント安(-1.73%)の118723.97で取引を終了した。120833.2から118718.6まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。アフガニスタンを巡る地政学リスクが投資家のリスク回避スタンスを強めた。また、原油価格の下落や米早期の金融緩和の縮小観測が浮上していることなども警戒された。

【ロシア】MOEX指数 3851.57 -0.90%
26日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比35.07ポイント安(-0.90%)の3851.57で取引を終了した。3876.99から3838.63まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、アフガニスタンを巡る地政学リスクが投資家のリスク回避スタンスを強めた。一方、景気対策への期待などが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 55949.10 +0.01%
26日のインドSENSEX指数は強含み。前日比4.89ポイント高(+0.01%)の55949.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同2.25ポイント高(+0.01%)の16636.90で取引を終えた。

プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。雇用の改善が支援材料。6月の主要産業の雇用が前月から大幅に改善されたと報告された。また、政府が自動車産業の減税を検討していることや、高速道路などインフラ整備を向こう4年大幅に加速させる計画を示したことなども対象銘柄の物色手掛かりとなった。

【中国本土】上海総合指数 3501.66 -1.09%
26日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比38.72ポイント安(-1.09%)の3501.66ポイントと4日ぶりに反落した。

新規の買い材料に乏しい中、売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに上昇し、足もとでは約1カ月ぶりの高値水準を回復していた。また、新型コロナウイルスの起源を巡り、対外関係が悪化するとの懸念もくすぶっている。中国外交部の高官は25日、「米国はウイルス起源を政治問題化している」と非難した。ウイルス起源は武漢研究所から流出した——との見方が流れる一方、中国当局は米国の研究施設から流出した可能性に繰り返し言及している。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の景気テコ入れ策や、経済活動の正常化に対する期待感は持続している。
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