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冷蔵庫にカメラ機能は必須。中国家電「スマート化」に日本惨敗。健康・高級・ペットの3大トレンドで市場急成長=牧野武文

「健康」がテーマの洗濯機・テレビ・マッサージ器

健康というキーワードは、少し行き過ぎになっていて、何でもかんでも健康に結びつけようとしているような気もしますが、多くの消費者が「健康」を重要視して、家電を選びます。

エアコンでは、除菌、防塵、自己洗浄、空気洗浄などの機能は高級機では当たり前で、さらに外の新鮮な空気をフィルター経由で取り入れるとか、センサーで人の位置を感知して、人に直接風をあてないなどの機能が人気になっています。

また、洗濯機では除菌が当たり前で、乾燥機能付きのドラム式洗濯機が高級機の領域では人気になっています。中には「陽に干すより、乾燥機の方が健康的」というようなことをうたっている広告もあって、ちょっと本当かどうか微妙なところですが、消費者にはアピールするようです。中国の都市部のマンションには、日本のような物干し=ベランダがあまりなく、狭い窓際スペースに干すことも関係しているのかもしれません。

また、テレビでも8K、有機ELが当たり前になっています。これも、液晶の透過光より自発光である有機ELの方が目にやさしいという広告が目につき、本当かどうか検証しないとわからない話だと思いますが、これも消費者に響くようです。

その他、空気洗浄機や足を洗うためのバケツ型家電、マッサージガンなど健康に直結する家電はいずれも好調で、数年前から続く長い健康ブームになっています。

コロナ禍により、さらに健康家電ブームが加速された印象です。

都市部で成長する「ペット家電」

もうひとつ、健康ブームよりは規模が小さくなりますが、好調なのがペット家電です。最も売れているのは時間になるとエサを出してくれる自動給餌器です。

また、シャープのペットケアモニターもちょっとしたヒット商品になっています。猫のトイレなのですが、トイレを使うときに、猫の体重や尿の量、回数などを測定し、スマホアプリに記録してくれ、猫の健康状態をモニターできるというものです。すでに同じコンセプトの商品が多数登場しています。

中国のペット市場は地方よりも都市で拡大をしています。都市でペットを飼う場合は、必然的に室内飼いになり、ペットを飼うほど経済的余裕がある人はデジタルリテラシーも高い傾向があるため、今後、大きく伸びていく分野ではないかと期待されています。

最後のスマート化については、後ほど事例を交えてご紹介します。

Next: 音声アシスト超薄型テレビが大人気。家電の「買い方」にも大きな変化

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