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NY原油は100ドルを軸にしたレンジを形成 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY原油は100ドルを軸にしたレンジを形成』と述べています。

続けて、『週明け16日のNY原油は、中国の行動規制緩和への期待やガソリン価格高を眺めた買いが入り、4営業日続伸した。前週末比3.71ドル高の114.20ドルと、3月下旬以来約2カ月ぶりの高値水準を付けた』と解説しています。

また、『16日に発表された4月の中国経済指標は小売売上高、鉱工業生産ともに低調な内容だったが、エネルギー需要の先行きに対する楽観的な見方が広がるにつれ、買いが優勢となった』と伝えています。

さらに、『欧州連合(EU)関係筋などがロシア産石油輸入を段階的に禁止する案について、月末までに加盟国内での合意を目指す考えを表明。また、ガソリン相場が16日、再び過去最高値を更新したことも供給不安を強め、原油買い要因となった』と述べています。

一方で、『17日以降は、売りが優勢となった。欧州連合(EU)が16日の外相理事会で、ロシアへの追加制裁案の一環として、同国産原油の輸入禁止を協議したが、合意に至らず、供給混乱に対する過度の懸念が後退したことも売り要因。ロシア産原油への依存度が高いハンガリーが反対姿勢を崩さなかった』と解説し、『バイデン政権が対ベネズエラ制裁の一時緩和に絡み、米石油大手シェブロンがマドゥロ政権との交渉開始を17日にも認めるとの報道も供給緩和要因とみなされた』と示唆しています。

また、『17日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、歴史的な高インフレが明らかに低下しなければ、一層積極的な利上げに踏み切る可能性を明らかにした。急速な金融引き締めが景気を冷やすとの見方から、18日の米ダウ工業株30種平均が1100ドルを超える急落となり、同じリスク資産である原油にも売りが強まった』と言及しています。

そして、『米国や中国で景気減速懸念が浮上する一方、ウクライナ情勢を背景とする供給不安が根強く、原油相場は下がりにくいだろう。石油輸出国機構(OPEC)とそれに協力的な産油国が短期間のうちに増産に動かない限り、原油相場の下落も限定的か』と考察しています。

こうしたことから、陳さんは、『NY原油は、100ドルを軸にしたレンジを形成しそうだ。東京ドバイ原油は、為替の円安基調が一服したことで、7万円を超えると上値が重くなろう。予想レンジは、6万2000円~7万2000円』と予想しています。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した先週の米原油在庫については『340万バレル減と、予想外の落ち込みとなった』と述べています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月19日付「NY原油は100ドルを軸にしたレンジを形成」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜




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