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西村元コロナ大臣「世界各国美人図鑑」に盗撮疑惑が浮上。「バナナをほおばるのを目撃!?」女性の無防備な姿を狙う“変態ぶり”に有権者ドン引き

過去に経済再生担当大臣や新型コロナウイルス感染症対策担当大臣を歴任した自民党の西村康稔衆院議員が、公式サイトに「世界各国美人図鑑」と銘打って、自らが撮影した女性の写真を頻繁にアップロードしていたことが判明し、批判が殺到する事態となっている。

報道によるとその内容は例えば、バナナを食べる女性の写真とともに「フランクフルトで乗り換えて、ベルギーのブラッセルに向かうルフトハンザ航空の機内で。美人スチュワーデスさんが、バナナをほおばるのを目撃!?」という風に、写真+西村議員によるものと思われるキャプションがセットになったもの。

この他にも、ラオスの市場で眠る女性の写真や、北京のショッピングモールで見かけた女性や接客中の女性などもあったといい、なかには遠くの距離から撮影された感じの、あたかも“盗撮”のような写真もあったという。ちなみに、撮影された女性の顔にはボカシなどの修正は施されてなかったようだ。

この「世界各国美人図鑑」だが、北海道で目撃したという女子大生の後ろ姿を写した17年8月の第189回を最後に、更新が途絶えていたという。

参院選目前、細田氏“セクハラ疑惑”に続く醜聞に

このところの自民党といえば、細田博之衆院議長の“セクハラ疑惑”が相次いで報じられており、衆院小選挙区定数の「10増10減」に再三異論を唱えている件も含め、議長としての資質に欠くのではということで、立憲民主党が来週7日にも不信任決議案を提出する方針を固めるなど、大きな騒動となっているところ。

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今回の件は、そんな細田衆院議長を巡る騒動に続いての醜聞となったわけだが、いずれも閣僚経験のある大物議員ということで、自民党のイメージ低下は避けられない情勢。逆にいえば“7月10日の投開票”が有力視されている参院選を目前に控え、実に絶妙なタイミングでの爆弾投下となった格好だ。

そんな今回の西村議員による「世界各国美人図鑑」だが、まず大いに取沙汰されているのが「盗撮ではないか?」という疑惑である。

当該コンテンツのなかには、了解を取って撮影したとのコメントも一部にはあったということだが、先述の通り遠くから撮ったような写真もあり、それらを含めたすべての画像が許可・了解を取ったものなのかどうかは、はなはだ疑わしいところ。もしも他人を許可なく撮影し、それをネット上にアップしたとなれば、肖像権の侵害も問われかねない話だろう。

さらに、立憲民主党の小沢一郎衆院議員をはじめ一部からは「ルッキズム」「女性蔑視では?」といった声もあがっている状況。もっとも、これらの批判に関しては「これのどこに女性蔑視要素があるのか」といった声も実際のところ多いのだが、少なくとも「女性蔑視」などそういった問題に敏感な層からは、すっかり忌み嫌われしまっているようである。

“ベトナム買春4P”から10年、さらに際立つ変態ぶり

いっぽう、今回の件で「盗撮疑惑」「女性蔑視」といった問題と同様に、あるいはそれ以上に取沙汰されているのが、西村議員のいわゆる“変態性”だ。

西村議員による過去の“シモ絡み”のスキャンダルといえば、特に有名なのが2013年に週刊文春がすっぱ抜いた“ベトナム買春”疑惑。訪問先のベトナムで現地の性風俗であるカラオケ・クラブに入り、そこから連れ出した3人のホステスにあわせて600ドル弱を支払い、破廉恥な行為に及んだというもので、報道当時は内閣府副大臣だった西村議員は、この内容を全面否定。しかし、まさかの4Pという性豪ぶりを報じた内容に、多くの驚きの声があがったのだ。

この“ベトナム買春”疑惑や、今回取沙汰されている「世界各国美人図鑑」にしても、“旅の恥は掻き捨て”ではないが、海外でなにかとハメを外しがちな傾向が見受けられる西村議員。ただ“ベトナム買春”騒動以降は、自身の大臣登用もそろそろ視野に入るタイミングだったということで、派手な女遊びは努めて控え、その代替として「世界各国美人図鑑」の“活動”に注力していたという面もあったのかもしれない。とはいえ、それを実に第189回まで続けてしまうというのは、なんとも並々ならぬ熱量というか執着ぶりを感じてしまうところ。

しかもその内容は、今回の報道を見る限り“バナナを頬張るところ”や“昼寝中”といった、なかなか遭遇できないようなシーンの写真も。西村議員が日頃、そんなレアなシャッターチャンスを探して、血眼になって女性の姿を目で追っていたと考えれば、それはそれでかなりおぞましいものがあるし、しかもそんな女性たちの無防備な写真などを“図鑑”と銘打って、いわゆる蒐集していたという点も、なかなかに変態度が高い行為だといえよう。

今回の報道を契機に、サイト上からすべて削除されてしまったという「世界各国美人図鑑」。その被写体には海外の方も多く含まれることもあり、盗撮疑惑や肖像権侵害の問題について今後追うことは事実上できなさそうだが、今回改めて露になった西村議員の“変態性”に関しては、後々まで大いに語り草となりそうだ。

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