まーしー流の分散投資
では一方で、現在の私が分散を心掛けている点は下記です。
セクター
私が爆速1億円を達成した際は、特定のセクターに集中していました。なぜならば、金融財政政策とコロナウイルスというマクロ要因により、資金が集まりやすいセクターがはっきりしていたからです。
しかしながら、今回の株価急落には前回とは異なる点がみえてきます。今回のインフレをきっかけとした調整局面では、セクターごとにバラつきがあります。
将来利益が重視されるハイテク企業や、実際にモノを取引している小売り企業はインフレにより大きく売られています。一方で、そもそもインフレ局面で伝統的に強く、また戦争や供給網混乱などで値上がりしているコモディティに関連する石油企業や素材企業は寧ろ買われています。
単純に考えるならば、インフレが落ち着いた際にはその逆の事が起きるのかもしれません。
しかしながら、ロシアから産出される原油やガスなどの資源は、政策によっては地球上から永久に消える可能性があります。そうなれば需給は崩壊する可能性もあり、現在すでに株価が上昇している資源銘柄も一層の株高となる可能性があります。即ち、今後上昇するだろう企業はコロナ渦と比較して「特定のセクター」に自信を持つことができません。
よって、現在の私はハイテクや小売り、石油さえも含めた幅広いセクターに分散しています。
分散して安心を買う今の銘柄数
銘柄数
コロナ過では特定のセクターが選べたので、銘柄数も4~6程度に絞って投資をしていました。ところが急激に株価が成長している企業に対する期待値はエベレスト並みに高いことが、その後の経験から学びました(笑)。
たとえ「好決算」に見えたとしても、期待値に届かないだけで株価は一晩にして30%超暴落することは稀に良くあることを、身を持って知りました。
そういった事故を避ける意味でも、セクターを分散させるという意味でも、銘柄数の分散はリターンを大きく棄損しないと現在は考えています。
よって、投資先企業数は20社程度に分散しています。
金融資産が少ないときの理想の銘柄数
ただし、これは私がそれなりの金融資産を保有しているからこそ辿り着いた答えです。
もし私が1,000万円に満たない種銭で爆益を狙うのならば、やはり4~6銘柄に絞るでしょう。
「短期」「爆益」を狙うかどうかが判断基準となります。
以上がコロナショック後の「選択」と「集中」です。銘柄数やセクターについては幅広く分散したものの、成長性や小型株には以前よりも集中することとなりました。
次週はいよいよ最新ポートフォリオ戦略シリーズの最終章です!
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『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』(2022年6月4日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による