時価総額の高い株が崩壊
いつも通り、 急落には時価総額の大きな銘柄を売ることで指数に負けないようにする 、という機関投資家の動きが活発になった。
テスラが4%の下げ、アップル5.9%、アマゾン7.0%、マイクロソフト5.5%、メタ9.3%、アルファベット5.9%の下げ。
インフレなら消費関連でもあるAmazonの下げがキツくなるし、景気悪化なら広告収入に頼るメタやアルファベットがきついだろう、というのが数字に出てるのが面白い。
半導体価格も下落予想/h3>
セクター別で商いを伴って下げがきついのは半導体。 何回も書くけど、今までは「需要の価格弾力性が低い」ことで需要が供給を上回っていた結果「数量も価格も大きかった」。
しかしインフレで需要が減少したらその分数量の減少に加えて、価格の低下が大きいだろう、という読みが出てくる。当然売り上げが減りそれ以上に利益が急減するだろうと。エヌビディアは9.5%の下げ、AMD8.9%下げ、インテルは売買代金11位に入って7.2%の下げ。メモリのマイクロンも7.4%の下げ。
SOX指数は実に6.18%の下げ。ほとんどリバウンドのない大陰線の下げになっている。
SOX構成銘柄ではASML6.7%の下げ、AMAT6.1%下げなど半導体製造装置株がメモリ・ロジック半導体の下げに続く。
グロース株の下げもきつい
どうしてもグロースの下げがキツくなる。
ネットフリックスが7.8%下げ、アドビ7.0%下げ、ペイパル2.7%下げ、スノーフレーク4%の下げ、ショッピファイ7.0%下げ、ブロック7.5%下げ、コインベース8.8%下げジースケイラー6.4%下げなど。
貸出減予想で下げる銀行株
金利は上昇したが「利鞘拡大メリットよりも不景気になって貸出が減るデメリット」を反映して銀行が下げる。JPモルガン3.5%安、バンカメ3.6%安。
インフレ、景気悪化の予想で消費関連も下げる
インフレの景気悪化側面を捉えて消費小売関連下げる。コストコ5.4%安、ホームデポ6.6%安、ビザ3.3%安。景気敏感もボーイング7.2%安、3M3.0%安。
ディフェンシブも「価格上昇には弱い」。J&J2.6%安、ペプシ3.7%安、コカコーラ3.2%安、ユナイテッドヘルス3%安
個別では創業者の辞任が発表されたペロトン10%安。
(筆者注:このメルマガは新天地の考え方を書いたもので、特定の銘柄及び指数に関する商品の売買を推奨または指示するものではありません。銘柄の値動きについては想定と違う場合もあります。投資される場合は読者の方独自の責任で
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行われるようお願いします。)
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