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クレディ・スイス破綻の噂だけじゃない欧州発「市場クラッシュ」の兆候、日本の個人投資家はどう対処すべきか=今市太郎

クレディスイスの嫌な噂が拡散

当メルマガ 当メルマガ でも日曜日に号外でお送りしたクレディ・スイスの問題は、9月26日の段階で、第3四半期決算発表時(10月27日)に資産・事業売却を公表すると事前に発表したあたりから急激に株価が下落。CDSもいきなり跳ね上がるという非常に良からぬ状況に陥っています。

同社のウルリッヒ・ケルナーCEOは9月30日、従業員に対して同行の「資本ベースや流動性の状況は力強い」と述べ、新たな戦略計画を10月27日に発表するまで、行員には最新情報を定期的に報告するとしています。

しかしながら、2008年にリーマンブラザーズが破綻・お取り潰しになったときも、当時のCEOは同様の発言をしていました。

それだけに、詳細が公表されなければ本当のことはわからない、というのが正直な状況となっています。

スイスの金融当局もクレディ・スイスをどうするのかがここからは大きな問題になりそうで、簡単に破綻させることはできないとは思われますが、スイスという国に果たしてこの大手銀行を完全に救済する力があるのかどうかも大きな問題になりそうです。

我々はどうそれに準備すべきなのか

ということで、それぞれの材料はまったく異なる領域から派生していますが、どれも欧州圏の話であり、どの問題に火がついても広がりを見せる可能性があることだけは肝に銘じておくべき状況のようです。

いつも申し上げていることですが、何か起きるかも知れないからといって、いつ起きるかわからない事象に今から常にショートして待ち構えるというはいささかやりすぎですが、ロングをするなら比較的タイトなストップロスを常に入れるなど、まさかの事態でもなんとか切り抜けられる準備をしておく必要があります。

また、何か相場の様子がおかしいと感じた時には、とにかくいったん外に出て様子を見るぐらいの用心深さが重要になります。

米系の投機筋も常に欧州の状況はチェックしながらトレードしているといいますから、やはりここから何か起きるとなると、欧州市場なのかもしれません。くれぐれもご注意ください。

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  • 介入警戒領域が145.500円レベルにアップしたドル円~しかしこれは本当に介入効果があったといえるのか(10/5)
  • 10月4日ロンドンタイムショートコメント(10/4)
  • 忍び寄る欧州発の市場クラッシュ~我々はどうそれに準備すべきなのか(10/4)
  • 10月3日ロンドンタイムショートコメント(10/3)
  • 10月第1週相場分析(10/3)
  • クレディスイス破綻の噂が飛び交い過ぎ~とにかく注意されますように(10/2)

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  • 外国為替平衡操作額公表(9/30)
  • 9月30日ロンドンタイムショートコメント(9/30)
  • ノルドストリーム破損転じてまさかの欧州核戦争突入?〜今止めに入るのに手を上げたのはトランプだけというお寒い状況(9/30)
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  • 30年ぶりにまたしてもブレまくるBOE〜英国はこれで大丈夫なのか(9/29)
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  • 米10年債金利の加速度的上昇を目の当りにすると為替介入は早晩意味がなくなる(9/28)
  • 9月27日ロンドンタイムショートコメント(9/27)
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  • 9月23日ロンドンタイムショートコメント(9/23)
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image by:Melinda Nagy / Shutterstock.com
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今市太郎の戦略的FX投資 今市太郎の戦略的FX投資 』(2022年10月4日
号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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