投資家は日足チャートを追うことが多いが、週足や月足など、より長い期間でチャートを見たほうが、より大きいトレンド、大相場を見分けられる。では、そのような銘柄をどうやって見つけたらよいか?今回は月足チャートでトレンドを見分け、より安全により多く相場で稼ぐ方法を解説する。(『新天地の株式投資日記』)
※本記事は有料メルマガ『新天地の株式投資日記』2022年12月12号の一部抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月分無料のお試し購読をどうぞ。実際に配信されたサンプル号もお読みいただけます。
プロフィール:新天地
祖父の影響で子どもの頃から株の売買を行う。証券会社で自己売買業務を経験後に退社、現在はデイトレーダー。メルマガでは主に脱初級・中級者向けに、東証・NYの市況(市場雑感)、相場の考え方、取引手法などを解説。一般に書かれることが少ない空売り戦略や取引アルゴリズムに関してもプレーヤーの立場から丁寧にフォローする。
チャートは月足を見ろ
「チャートは日足よりも週足、さらには週足よりも月足を見ろ、長い足の方がより強いトレンド、より大きなトレンドを示すからだ」
とギャンは書いている。
たとえば「ソーサーボトム(+プラットフォーム)」について何度も書いてきたし、高値圏や安値圏で現れる包足とか宵の明星とか明けの明星とかのチャートについても、日足レベルで現れる場合より月足レベルで出現した時の方がより大きな相場、より大きな値動きを示すことが多いのだ。
さらには10数ヶ月、極端に何年も、10数年、数十年とってこなかった高値や安値を超えていくとき。それはもうほぼ確実に大相場の到来を示唆している。
バブル時の高値を越えた大相場銘柄
過去の例で言えば小野薬品。バブル相場以来の高値を更新したのが、過去最大の大相場の兆しだった。
小野薬品月足
あるいは田岡化学
これら2銘柄は「バブル相場の時の高値」(分割を考慮したもの)を抜いたことで、その後の大相場につながっている。
あるいは。
日本郵船の去年からの大相場も何年も抜けなかった値段を抜いて発生している。
あるいは東海カーボンなんかもそうだね。
より長い足に注目し、何年も抜けなかった高値に注目しようと書くわけがわかってもらえるだろうか。
Next: ソーサーボトムが長いほど上昇相場は高くなる