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日経平均は48円高でスタート、ファーストリテや住友鉱などが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27564.82;+48.29
TOPIX;2001.67;+3.86

[寄り付き概況]

 2日の日経平均は48.29円高の27564.82円と3日続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は5.14ドル高の32661.84ドル、ナスダックは76.06ポイント安の11379.48で取引を終了した。一部小売り企業の低調な決算を失望した売りが先行。2月ISM製造業景況指数の支払い価格の上昇や連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて長期金利が上昇するとさらなる売り圧力となった。一方、ダウ平均は月初に伴う新規買いを支えに小幅ながらプラス圏を回復。他方、金利高が重しでハイテクが弱く、ナスダック総合指数は軟調推移が続いた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の日経平均が、朝方に売りが先行した後に下げ渋り、75日移動平均線や200日移動平均線が下値支持線として機能する形となったことから、相場の下値は堅いとの見方があった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に反発したが、米長期金利が上昇したことを受けナスダック総合指数が0.66%下落しており、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価の重しとなった。また、日経平均はこのところ膠着感の強い展開が続いているが、上放れる材料に乏しいとの見方から、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された22年10-12月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比7.7%増だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は2月19-25日に国内株を3週ぶりに売り越した。売越額は4030億円だった。

 セクター別では、海運業、鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙、石油石炭製品などが値上がり率上位、その他製品、サービス業、情報・通信業、精密機器、不動産業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、住友鉱<5713>、ゆうちょ銀行<7182>、日本郵船<9101>、安川電<6506>、コマツ<6301>、JFE<5411>、日本郵政<6178>、商船三井<9104>、東京海上<8766>、三井物産<8031>、ファナック<6954>、NTT<9432>などが上昇。他方、任天堂<7974>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、HOYA<7741>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、花王<4452>、アドバンテスト<6857>などが下落している。

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