最近何かと話題に上るChatGPTですが、まだ実際に使ったことがない人も多いのでは?今回は外資系証券で伝説のトレーダーとして活躍した著者が「儲かる株の探し方」を尋ねた結果の正確度を検証します。(『元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報』)※この記事は音声でもお聞きいただけます。
※本記事は、『元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報』2023年3月12日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:Team xoxo
元外資系金融機関出身3人で結成した『あなたに寄り添う』をテーマに金融リテラシー向上で人生を楽しむお手伝いを目標にするチームです。
金融村を離れて見えたこと
僕の社会人の人生27年は、バブル後の日本経済の低迷期から始まり、その負の遺産を引きずって、米国や他の先進国の成長や中国や、インドなどの台頭など、大きな変化の時代だったと思っています。
ちょうど、欧州でEUという国の枠組みが具体化し、単一通貨経済圏が作られ、英国がそこから離脱するというイベントもありました。
国の枠組みや国家間のパワーバランスが変化する中で、経済だけでなく文化的にも大きく影響を受けた時代でもありました。
僕が社会人になった当時は、まだデスクに灰皿が置いてあり、煙草を吸いながら仕事をすることが可能でしたが、今ではそんな光景を見ることはほぼ不可能です。会社に喫煙ルームが設置してあることもありますが、世の中の流れは煙草を吸いに行く時間が非喫煙者と比べて不公平だと言われる時代、さらに禁煙をした社員には手当が出るような時代がやってくるとは、当時は考えたこともありませんでした。
また女性の社会進出も大きなトレンドの一つになって久しいです。
僕が管理職になってから、特に女性社員に関しては相当に色々と気を使いました。
特に僕は外資系企業に長く勤めていたこともあり、何となくグローバルスタンダードと言われる、非常に画一的な職場環境に慣れてしまっていることもあり、どちらかというと昔ながらの日本的な働き方を知りながらも、その異質さを肌身に感じるセンサーがあるかもしれません。
そんな僕が、会社員生活を辞めて、いわゆる金融村から離れることで感じることがあります。
色々と調べてみると、日本のサラリーマン人口は80%以上です。
僕は50代になり、急に今までと畑の違う残り20%の世界に飛び込み、その世界を見ることになったのです。
そこにはまだ古き良き?日本が残っていました。
社会復帰はやっぱり難しい高齢者の現実
テレビ等では、定年制度の引き上げだとか、高齢者の社会復帰等が報じられることがありました。
そこで見た風景は、例えば定年までバリバリエンジニアをやっていた高齢者が、パソコンを前に若い社員に経験を伝えるという、実に美しい社会復帰のパターン。
もちろんメディアで流すわけですから、綺麗な話を流すことはわかり切っていますが、実際、僕が見た高齢者雇用に関しては全く真逆。
面接時にパソコンを使うことができますか?などと聞くともちろんハイと答えるのですが実際やらせてみるとひらがな変換が出来ない…
パソコンできるって言ってませんでしたか?
その言い訳は「自分の使っているパソコンと違うからわからない」というもの。
ここをクリックして次の画面を出して…などという説明をしても、全く頭に入っていない様子。どうやらご自身がやりたい仕事とやれる仕事のギャップがかなり大きい。さらに能力があると信じているので、なんでもできるという少々傲慢な考え。
高齢者捕まえて、傲慢だという僕が傲慢かもしれませんが、僕も50代になり映画館では、夫婦割引でシルバーチケットが購入できる年代です。
明日は我が身というか、僕よりも若い世代から残念な高齢者とは思われたくないですから、何とかこういう頑固な方に上手く教える方法がないものか考えてみました。
もちろん。僕の社会人人生の中で、同じようなシチュエーションは多々あり、ある程度は対処可能だと思っていましたが、そもそも僕の考え自体もかなり凝り固まっていると考え第3者の意見を取り入れようと考えた時に思いついたのが“ChatGPT”でした。
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