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個人投資家hina:「東芝買収劇から見る個人投資家の反応」【FISCOソーシャルレポーター】

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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年3月24日15時に執筆

『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】にレギュラー出演中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。

3月23日の引け後すぐに、「東芝、買収案受諾を決議 国内連合が1株4620円でTOB」という、東芝<6502>の買収について報道がありました。東芝の買収非公開化の話はだいぶ長い期間、2年ほど、揺れ動いてきましたがやっと固まっていくのか、というところですね。とりあえずは、買収自体が流れて同社の株が急落、という事態は避けられました。過去には海外資本のファンドなどから、もっと高い値段での買収提案などもありましたが、東芝<6502>は原発などの重要機密を抱える企業ですから外為法の規制で、外資系ファンドによる買収は排除される方向でここまで来ました。

今回の買収の一番の目的は、物言う株主、アクティビストを締め出すことです。物言う株主たちは、その会社の株価が値上がりして高く売れるようにすることが一番の目的で、株を買って株主となり、経営に関する提案をしてきます。その物言う株主が複数入ってくると、それぞれにとっての利益最大化のために色々な方向の提案をしてくることになり、それが目先の株主利益優先となり、長期の成長戦略などを実践しにくい状況になります。物言う株主を東芝<6502>の経営から締め出すために、日本産業パートナーズ(JIP)によって株の非公開化に踏み切ったというのが、どうして買収非公開化するのか?ということの説明になります。

今回の買収価格をめぐっては物言う株主が納得するのか、東芝<6502>の価値からみて買収価格が安すぎるから買収に応じない。ということはないのか、ですがその辺りは今の時点ではわかりません。物言う株主が今回の提案よりももっと高く買う、というので値段が吊り上がっていくというのは、他の株式では見られることはありますが、東芝株に限っては海外資本の買収ができませんので、ちょっと無さそうではあります。

24日の東芝<6502>の株価は4400円前後と、買収価格とされた4620円よりは200円以上、下の値段帯で取引されています。
・買収が実行に移されるのが7月ということ
・まだ3か月以上の期間があること
・3月末の配当が出ないこと
・まだまだ流動的な面はあるかもしれないこと
などから、ディスカウントの値段での取引となっているようです。

東芝<6502>の配当確定月は3月末、6月末、9月末という変則的な3回です。3月末と6月末の配当も出るようなら、更に上まで買えるよね、という状態でしたが、それが3月末は配当出ないとなると、たぶん6月末も出さないのではという懸念も生じます。そうなると、配当狙いで買っていた投資家は配当分だけ上まで買えるはずでしたがそれがなくなり、その期待で買ってた人たちは離れていきそう、というのはあります。

また、同社の株をマイナス保有している人も、あと4か月くらいは握りっぱなしっということになりますので、それだったらロスカットして、そのお金で他の銘柄を買って利益を出した方が良いかなと考える人も出てきます。様々な理由から失望売りが出るかもしれません。
買収の内容が固まっていくにつれ、だんだんと買収価格にサヤ寄せしていくとは思いますが、今はまだ早すぎるのかなという状態になっています。また折を見て、東芝<6502>の話はしていきたいと思います。

執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ

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