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NYの視点:ベージュブック、根強いインフレで5月FOMCでの政策金利据え置き後押し

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米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では全米地区の経済活動がわずかに拡大したことが明らかになった。2月末に比べ12地区のうち10地区がわずか、または、緩やかな成長を報告。見通しでは注意深く楽観的となった。

経済の7割を示す消費も全般的に小幅な上昇となった。ただ、地域や項目により強弱まちまち。物価高で、裁量的支出が弱まっており、今後消費が緩む可能性もある。また、企業がコスト高を商品価格に転嫁することが非常に困難となっていることも明らかになった。

■地区連銀経済報告(ベージュブック)(4月分)
経済活動:12地区のうち10地区がわずか、または、緩やかな成長
消費:全般的に小幅な上昇
見通し:注意深く楽観的
物価:全般的に前回と同様に緩やかな伸びが継続
インフレ期待:堅調。製造業では短期的に上方リスクを指摘
燃料価格:6地区が緩やかな上昇を報告。セクターの上方圧力を示唆
雇用:わずかなペースで拡大

インフレが依然くすぶっていることが示唆され、次回4月30日から5月1日にかけて開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利据え置きを後押しする内容となった。

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