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売れるネット広告 Research Memo(9):既存事業の成長にM&Aと新規事業が加わって成長を押し上げ

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■中期成長シナリオ

1. 成長戦略
売れるネット広告社<9235>の過去の業績で、2022年7月期及び2024年7月期第2四半期に減収・営業損失となっているが、これは中小クライアントへのサービス強化を図ったクライアント平均化戦略、及びオフィス移転やセミナールーム開設など大型投資等によるもので、実態としては、これまで着実に成長してきたと言えるだろう。このため同社は、今後も強みのある既存事業で年率20%の持続的成長を図る考えである。さらに、上場を機に開始した多角化を目指したM&Aや社内リソースを生かした新規事業など、「積極的な投資による加速度的な成長」を目指す方針である。なかでもM&Aについては、加速度的な成長曲線の源泉と期待しており、同社と同規模サイズの企業までを対象とし、新規事業については、全社員が少なくとも年に1度新規事業アイデアを提案することで、社内リソースから中長期成長の核となる事業を創出する考えである。こうした事業拡大は、「売れるネット広告社に依頼すれば世界中のダイレクトマーケティング領域の課題が解決する」という同社目標の実現を目指したものと言うことができる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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