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いい生活 Research Memo(6):2024年3月期第3四半期も増収、平均顧客単価は引き続き上昇傾向(2)

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■業績動向

2. 財務状況と経営指標
いい生活<3796>の2024年3月期第3四半期末における資産総額は2,464百万円で、前期末比107百万円増加した。流動資産は910百万円で、同16百万円減少した。この減少は、主に現金及び預金の75百万円の減少によるものである。固定資産は1,554百万円で、同124百万円増加した。これは主にソフトウエアの108百万円の増加によるものである。負債合計は576百万円で、同54百万円増加した。流動負債は573百万円で、同54百万円増加した。この増加は、主にサブスクリプション売上の増加に伴う前受金の101百万円の増加によるものである。固定負債は2百万円で、前期末からの増減はなかった。純資産は1,888百万円で、前期末比53百万円増加した。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の88百万円の計上と、配当金実施に伴う利益剰余金の34百万円の減少によるものである。

経営指標を見ると、現金及び預金が減少し、流動比率が19.8ポイント減少しているものの、短期的な影響で問題ないと見ている。加えて、自己資本比率は前期末の77.9%から76.6%に減少しているものの、財務の健全性においては、全体的に安定した高水準を確保している。

2024年3月期第3四半期において、現金及び現金同等物の残高は731百万円で、前年同期から2百万円減少した。営業活動によるキャッシュ・フローは452百万円の収入で、前年同期の416百万円の収入から改善した。主な収入は、減価償却費357百万円と税金等調整前四半期純利益138百万円である。一方、主な支出は法人税等の88百万円の支払いである。投資活動によるキャッシュ・フローは494百万円の支出で、前年同期の377百万円より多い支出となった。この主な理由は無形固定資産の取得による482百万円の支出である。財務活動によるキャッシュ・フローは34百万円の支出で、前年同期とほぼ同じであった。この主な理由は配当金の支払い34百万円である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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