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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、内外環境の改善が投資家心理を上向かせる流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 128465.69 -0.03%
6日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比42.98ポイント安(-0.03%)の128465.69で引けた。日中の取引レンジは128293.68-129180.57となった。

プラス圏で推移した後は終盤売りに押された。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。一方、指数の下値は限定的。成長予想の上方修正が好感された。2024年の成長予想は前回調査の2.02%から2.05%に引き上げられた。同年末のインフレ予想は前回の3.73%から3.72%に引き下げられた。また、年内の米利下げ期待の高まりも引き続き好感された。

【ロシア】MOEX指数 3436.05 -0.17%
6日のロシア株式市場は4日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比5.72ポイント安(-0.17%)の3436.05ポイントで引けた。日中の取引レンジは3418.47-3444.11となった。

おおむねマイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。通貨ルーブル高の進行を受け、資源輸出大手に売りが広がった。また、経済指標の悪化も足かせに。4月の総合購買担当者景気指数(PMI)は前月の52.7から51.9に低下した。一方、指数の下値は限定的。年内の米利下げ期待の高まりが引き続き支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 73895.54 +0.02%
6日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比17.39ポイント高(+0.02%)の73895.54、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同33.15ポイント安(-0.15%)の22442.70で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。年内の米利下げ期待が再燃していることが外資の流出懸念を後退させた。また、成長予想の上方修正も引き続き好感された。このほか、政府が電子部品の製造業を生産連動型奨励策(PLI)に適用させる計画だとの報道が関連銘柄の物色手掛かりとなった。

【中国本土】上海総合指数 3140.72 +1.16%
連休明け6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比35.90ポイント高(+1.16%)の3140.72ポイントと反発した。昨年9月11日以来、約8カ月ぶりの高値水準を回復している。

内外環境の改善が投資家心理を上向かせる流れ。中国景気の持ち直し期待や、米長期金利の低下基調が好感された。連休中に香港株が連騰したことも追い風となっている。
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