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ブロードリーフ—1Qは2ケタ増収、クラウドサービスの売上が順調に推移

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ブロードリーフ<3673>は9日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比10.6%増の40.14億円、営業損失が1.09億円(前年同期は5.36億円の損失)、税引前損失が0.42億円(同5.41億円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失が0.35億円(同4.05億円の損失)となった。

同社グループは中期経営計画(2022-2028)の成長戦略である「クラウドの浸透」と「サービスの拡張」を推進している。パッケージシステムを利用するモビリティ産業に属する顧客を順次クラウドサービスに切り替えていくほか、新たな顧客の獲得を積極化している。また、クラウドサービスの適用対象となる業種や顧客規模を拡げるためにサービスメニューの増強や処理性能の向上を行い、顧客にとっての付加価値向上を図っている。

当第1四半期においては、クラウドソフト「.cシリーズ」をはじめとした月額サブスクリプション契約の顧客数が増加したことにより、クラウドサービス売上は前年同期比79.3%増の16.76億円となった。また、非モビリティ産業向けのパッケージソフト販売が順調な一方で、パッケージソフトをご利用のモビリティ産業の顧客は、利用期限の満了に伴い順次クラウドソフト「.cシリーズ」に切り替わっている。そのため、パッケージソフトに係る付帯サービス売上が減少することとなり、パッケージシステム売上は同13.2%減の23.37億円となった。なお、顧客1社当たりでは、パッケージソフト付帯サービス売上よりもクラウドサービス売上が大きくなるため、クラウドソフト「.cシリーズ」への切り替えは売上増加要因となる。さらに、この売上増加要因は、全顧客の切り替えが終了する2028年まで継続する見通しとなっている。コスト面においては、クラウドソフトの機能拡張や性能向上のための開発を継続している一方で、業務プロセスの効率化を進めることで管理業務に係るコストを中心に削減を行った。

2024年12月通期の連結業績予想については、売上収益が前期比14.4%増の176.00億円、営業利益が0.50億円、税引前利益が0.50億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が0.40億円とする期初計画を据え置いている。
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