トルコ・イスタンブールの空港で6月28日に発生した自爆テロでは、これまでに42名が死亡、過激派組織「イスラム国」(IS)による犯行の可能性が極めて高いと報じられています。
しかし実は以前から、トルコ大統領一族は「原油密売ビジネス」を通してイスラム国と癒着しているとの見方があります。これが事実だとして、いまも関係が継続しているならば、今回のテロの原因として「自作自演」や「仲間割れ」の可能性も排除できなくなりそうです。必読記事を順にご紹介します。
トルコ・エルドアン大統領と「イスラム国」の怪しい関係まとめ
(1)トルコ大統領一族がイスラム国支援
「ISをトルコ、米国が支援」これだけの証拠~密売石油は日本へも より
トルコ大統領のレジェップ・タイイップ・エルドアン一族と、トルコ諜報局がISを支援している。
米国のジョー・バイデン副大統領は2014年10月、ハーバード大での講演中に、トルコ政権はISに何十億ドルもの資金援助と何千トンもの武器を供与していると示唆。しかしトルコ政府から、米軍の重要な空軍基地となっているトルコのIncirlik基地の使用を禁止すると脅かされて、発言を撤回した。<中略>
ISを作ったのは誰か?ISは過去3年間にわたって、米国、イスラエル、トルコの専門家の協力を得て、トルコ・シリア国境近く、トルコ領内Konya地区の秘密基地で訓練をしている。<中略>
ISの資金源は、イラクMosul地域の油田からの原油。トルコ大統領の息子がこのIS石油密輸のキーマン。息子のビラル・エルドアンは海運会社を5社ほど保有しており、欧州の企業(たぶんグレンコアのような総合商社?)を経由してアジア地域の国々に石油輸出をしていると言われている。
(2)イスラム国の資金源はトルコ
トルコ「ISから石油密輸」を完全スルーする欧米の指導者たち より
皆さん、このことを冷静に考えてみてください。
1. ISは、トルコへの石油輸出(密輸)で、年600億円稼いでいる
2. ISは、その金を使って、ロシア旅客機を爆破し、パリ同時多発テロを起こしたこれって、「ものすごいこと」ではないですか?トルコがISの石油を買わなければ、ISは金がなくて、今のように強力ではいられないはずなのです。
(3)トルコ・エルドアン大統領の言論封殺
記者に終身刑も。IS原油密売の露呈を怖れるトルコ大統領の言論封殺 より
トルコの国家機密は「IS原油の代金として、武器をISに供与する」という、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の汚いビジネスです。<中略>
これまで大統領の息子の「汚いビジネス」は噂レベルだったのですが、これはどうも事実ではないか?と世界は感じはじめています。
その理由は、エルドアン大統領が報道記者2人を訴追したからです。それも「名誉毀損」の罪ではなく「スパイ」の罪です。これで2人の記者は終身刑を受ける可能性が出てきました。スパイとは、国家機密(当然それは事実)を漏洩した罪にあたります。
(4)トルコ大統領の娘が運営する病院でイスラム国戦闘員を手当て
イスラム国と裏で繋がるトルコ・エルドアン大統領の「B層」扇動術 より
トルコ政府は、トルコ人単一民族主義を取っており、クルド人の存在は認めていません。クルド人はトルコ政府が排除したい民族なのです。
今、トルコでは日本と同様、極右政党の政治家が権力をいっそう拡大しつつあります。
クルド族弾圧の先頭に立っているのが同国の第12代大統領、レジェップ・タイイップ・エルドアンです。<中略>
エルドアン大統領は、自爆テロ勃発直後、間髪入れずこう言いました。「犯人はイスラム国だ」。しかし、イスラム国は犯行声明を出していません。
エルドアンは、イスラム国憎しの演出をしてイスラム国と敵対しているかのように装っていますが、実はイスラム国から大いなる恩恵を受けているのです。<中略>
エルドアンの息子は、イラクでイスラム国が盗んだ石油を世界市場で売りさばく一方で、エルドリアンの娘は、負傷したテロリストの傷の手当てをする病院を運営しています。当然、病院の上得意は、イスラム国の戦闘員でしょう。
(5)イスラム国の化学兵器「サリン」原料もトルコ経由
ISがサリン原料をトルコから入手、合成に成功か~野党議員が証言 より
トルコ野党の共和人民党に所属するEren Erdem議員は12月8日の議会で、「トルコ政府はサリンガス製造用化学薬品の出荷停止をさせなかった」と政府によるカバーアップ(隠蔽)の可能性を指摘し、「サリン製造用になりうる化学兵器原料がトルコに持ち込まれ、それがシリア領内のイスラム国のキャンプに送られ、現時点でサリンガスが合成されている可能性がある」と発言した。
(6)トルコとイスラム国の関係を見て見ぬふりのアメリカ
ロシアがシリア・アサド政権を全力で守らなければならない真の理由=真殿達 より
トルコとISISとの関係を見てみぬふりをしてきたアメリカも中途半端な対応を取れなくなり、ギアを上げてISISを空爆する。地上軍を派遣したくないアメリカには反アサド反ISIS勢力、つまり、クルド族と組む以外の選択肢はない。
テロに立ち向かわなければならないEUはロシアのシリア空爆を歓迎する。
トルコにとってはISISよりもシリアのクルド族が元気づくことの方が問題である。1000万人以上のトルコ国内クルド族がシリアのように反政府活動に走れば、トルコの現体制は崩壊し、下手をすれば内戦に及ぶ。
(7)イスラム国指導者はイスラエルの工作員?
なぜ、イスラム国の指導者がイスラエルの工作員であることに触れられないのか? より
CIA元職員のエドワード・スノーデン氏によると、イスラム国の指導者バグダディ氏は実はサイモン・エリオットという名のユダヤ人で、イスラエル諜報機関モサドの工作員であることが暴露されています。現在、混乱を極めるシリア情勢を読み解くキーワードにもなるこのリークについて、元戦場ジャーナリストの加藤健二郎さんは自身のメルマガで、「イスラエルがISを誕生させた」という説を検証しています。