早く上場廃止になるべき?東芝株について
最後に東芝株についてです。
このような企業や銘柄に対して、どのように対処するのがよいのでしょうか?
少なくとも、これまでの状況では、東芝株への投資はギャンブルとの位置づけです。これだけひどい状況では、とても会社として信用できません。粉飾決算、決算発表の延期など、会社としての体をなしていません。
監理ポストに入りましたが、早く上場廃止にした方がよいとさえ感じています。
大きい会社であることや、原子力ビジネスに絡んでいるということで、政府の力が働いているとすれば、まさに本末転倒です。いずれにしても、これらの判断は非常に難しいのですが、私の考えでは、基本的にはこのような銘柄には手を出しません。
一方、今回の臨時株主総会での決定をきっかけに、東芝が生まれ変わるかもしれません。しかし、現時点では材料不足ですし、投資するとなれば、やはりギャンブルの域を出ないでしょう。
それでも一発狙いで投資される方は、自己責任で行われればよろしいかと思います。それ以上に期待できる銘柄はいくらでもありますので、私はそちらに投資しますが。ちなみに、私のシャープ株は順調に育ってます。
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株式・為替・コモディティなどの独自の市場分析を踏まえ、常識・定説とは異なる投資戦略の考え方を読者と共有したいと思います。グローバル投資家やヘッジファンドの投資戦略の構築プロセスなどについてもお話します。さらに商社出身でコモディティの現物取引にも従事していた経験や、幅広い人脈から、面白いネタや裏話もご披露します。またマーケット関連だけでなく、野球を中心にスポーツネタやマーケットと野球・スポーツの共通性などについても触れてみたいと思います。