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米国株は「2029年まで続く超長期上昇トレンド」の第2ステージに入った=江守哲

日経平均株価は「見事な弱気トレンド」に突入している

さて、日経平均株価ですが、3月末に19150円を維持できるかを注視していました。

それは、3月末時点での強気シナリオのレンジ下限だったからです。これを維持できれば、辛うじて上記トレンド継続と判断しようと考えていました。

結果だけを言えば、3月31日の相場は大幅安でした。19000円も割り込んでしまいました。動きだけを見れば、とても弱いです。弱気トレンドに突入との判断になります。

19350円を明確に超えてくれば、上昇基調に入ると考えていましたが、少なくとも、3月末時点ではそのような判断はできませんでした。4月の動きに期待するしかないのですが、材料を探しても何も見えてきません。

確かに、期待感はないですね。そうなると、やはり投資家が日本株に積極的に等するとの判断にはなりづらいでしょう。こうなると、値動きを重視するしかないともいえます。

結果的に投資家が買いを入れて、それが株価を押し上げるのかを見るわけです。その方が効率的であることもあります。

もっとも、日経平均のPERが低い水準にあるとすれば、長期的には上昇が期待できると考えることもできそうです。大手企業の中には過去最高収益になっている企業や、連続増収の企業も少なくありません。

そのような企業に投資することが肝要です。まだ割安なものもあるでしょう。そのような銘柄に投資したいものです。

日経平均株価が4月以降、上昇に向かうにはさらにハードルが上がることになります。そのように考えると、日本株が上昇基調に回帰するのはかなり難しいというのが本音です。

米国株の上昇に助けられるか、それとも円高が圧迫するのか。いずれにしても、相当の材料がないと、日経平均株価が上昇するのは難しそうです。

そう考えると、やはり今後の成長が期待できる企業への投資を中心に据えることが肝要でしょう。

割安感があり、下げても下値が限定的と考えられる銘柄に投資することで、資金的かつ心理的な負担を軽減したいところです。PERが低い株は、下落しても限定的です。逆に上昇に向かうと、上昇余地が大きいので、収益機会が一気に拡大します。

一方、新規IPOなどのマネーゲームに参加すれば、巻き込まれた末の急落後の処理が大変です。

PER60倍以上の企業や赤字転落企業などに投資すると、一時的な上昇に惑わされて、買った後に暴落するようなことが多くみられます。これらの企業への投資は全くお勧めしません。銘柄選択を間違えると、本当にあとが大変です。よく吟味した上で行いたいところです。

さて、4月3日には日銀短観が発表されます。内容次第では株価への好影響も期待できるとの声もあります。それは確かにそうでしょうが、これらの材料はあくまで結果を見て判断すればよい話で、期待するものではありません。

経済指標に対しては、期待を持たずに冷静に対処することが肝要です。4月の日経平均株価のレンジについては、以下にアップデートしてあります。これらのレンジを念頭に入れながら、市場動向を見ていくようにしたいと思います。

現時点では見事に弱気トレンドの中にあります。4月の強気シナリオのレンジ下限が19735円です。これを超えない限り、上昇の可能性はないと言っておきましょう。

【日経平均株価:2017年の想定レンジ】

強気シナリオ18335円~23400円(17年末23020円)/弱気シナリオ14970円~19915円(17年末15620円)

【日経平均株価:4月の想定レンジ】

強気シナリオ19735円~21550円/弱気シナリオ17960円~19540円

Next: 早く上場廃止になるべき?東芝株について

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