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知っているようで知らない「トレンドライン」の正しい活用法=清水洋介

上昇・下落スピードが加速したときに描く「トレンド曲線」

「トレンドライン」は通常は直線を引くことで株価の方向性を指し示すものですが、少し特殊なものに「トレンド曲線」があります。これは、時間が経つに連れ上昇や下落のスピードが増していくようなときに使います。途中でスピードが上がるためにトレンドラインが曲線となることからこの名前がつけられました。具体的には図8のようになります。図8のトレンドラインの場合、最終的にはかなり垂直に立った形となり、その場合、相場はかなり過熱しているものと思われます。

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トレンドラインは株価の方向を見る上で非常に大切なものです。ここにあげた他にもこのトレンドラインからパターン分析等なされているケースも多くあります。以前、このチャートの世界で取り上げました「酒田五法」の「三尊天井」もこういったトレンドからも分析することが可能です。

逆にトレンドの引き方一つで相場の見方も変わってしまいますので、基本的なトレンドラインの引き方はしっかりと身につけておいて下さい。最後に、具体的なチャートを載せておきます。例を参考にいくつかご自分で引いてみてください。(図9)

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【関連】わかりやすい!「移動平均線」が下値支持線や上値抵抗線になるしくみ

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投資の視点』(2016年4月14日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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