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ヘッジファンドはこれで儲ける!アービトラージ戦略の様々なアイデア=田渕直也

ヘッジファンドはこれで儲けている

アービトラージやリラティブバリューは、グローバルなトレードの世界ではとても重要な位置づけのものです。

ヘッジファンドの戦略には時代によって様々な流行りがありますが、アービトラージ&リラティブバリューはほぼ一貫して大きなウェートを占め、またレバレッジを効かせることが多いので、実際の取引量は相当大きいと思います。

もちろん内容としては様々なレベルのものがあり、様々な手法があるわけですが、基本は、割高なものを売り、割安なものを買うということです。

つまり、相場全体が上がるか下がるかという方向性に賭けるのではなく、あくまでも関連性のある証券の価格の関係を見て、その価格差(または価格の比率)があるべき水準に回帰していくことに利益の源泉を見出しているわけです。

さて、このようなトレード手法に死角はないのでしょうか。もちろん、あります。

次回は、アービトラージ/リラティブバリュー戦略を採用していた巨大ヘッジファンドLTCMの破たん事例を中心に、そのあたりを見ていきましょう。
(この回終わり)


※田渕直也さんのその他の記事は、無料・有料作品を記事単位で読めるサービス『mine(マイン)』で連載されています。興味のある方はぜひこの機会に講読をお願いいたします。

<田渕直也のトレードの科学~マネーボイスで無料公開中の記事>

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