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カリスマ投資家・片山晃(五月)氏が65万円を25億円にした戦略とは?=栫井駿介

株式の4つのパターン

片山氏は著書の中で、株式のパターンを4種類に分類しています。

  1. 優等生が100点満点を取り続けるパターン
  2. 優等生が期待はずれの点数を取ってしまうパターン
  3. 落第生が期待以上の点数を取るパターン
  4. 落第生が赤点を取り続けるパターン

(1)のパターンの特徴は、誰が見てもいい銘柄です。そのため、PERは常に高い水準になっています。それでも期待に応えていい業績を出し続ければ、ほぼ一直線に上がり続ける特性があります。このパターンは調子がいいうちはいいですが、ひとたび成長性が鈍化したりすると、高いPERを支えきれなくなり、一気に暴落してしまうことがあります。

(2)のパターンは、(1)がこけて株価が下落した後の銘柄です。多くの投資家からは手のひらを返されたように悪口を叩きます。しかし、それでも「元」優等生ですから、実力は確かにあるはずで、悪い点を取ってしまった要因が一時的なものであればまた(1)の軌道に戻ることができるのです。当社が狙うのはまさにこのパターンです。

(3)のパターンは片山氏が狙うパターンです。これまで見向きもされなかった劣等生が突然良い点を出しても、投資家は最初半信半疑です。しかし、その後もいい点を取り続けるようなら多くの投資家が群がってきます。そうなると、中小型株なので値動きも大きく、買いが買いを呼ぶ形で、ある時急騰するのです。なお、(4)は儲ける可能性がないのでそもそも投資するべきではありません。

バリュー株投資と片山氏の方法で、どちらが正しいということはありません。片山氏の方法は大きなリターンも狙えますが、才能と労力が必要で、失敗した時のリスクも大きくなります。バリュー株投資は、爆発的な利益を狙うことは難しいですが、知識に基づいた論理的プロセスにより、より確実なリターンを求めるものです。

投資手法の正解は1つではありませんし、1番を目指すものでもありません。リターンの裏には相応のリスクがあります。重要なのは投資の目的に合った方法を取ることです。当社はあなたの大事な資産を守りながら、より確実なチャンスをうかがうことを目的としています。それをご理解いただければ、バリュー株投資をより有効に活用できるでしょう。

つばめ投資顧問は相場変動に左右されない「バリュー株投資」を提唱しています。バリュー株投資についてはこちらのページをご覧ください。記事に関する質問も受け付けています。

※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。

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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2016年9月13日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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