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小池氏「希望の党」旗揚げと“政界一寸先は闇”なぜ突然方針転換を?=近藤駿介

小池氏はなぜ突然「希望の党」立ち上げに方針転換したのか。「小池新党」の設立に動いてきた若狭議員、それに期待して離党した議員達はどうなるのだろうか?(『近藤駿介~金融市場を通して見える世界』近藤駿介)

プロフィール:近藤駿介(こんどうしゅんすけ)
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験。評論活動の傍ら国会議員政策顧問などを歴任。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚を伝える無料メルマガに加え、有料版『元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚』を好評配信中。

小池百合子都知事「新しい党としてトップ宣言をさせていただく」

驚きの電撃記者会見

突然の記者会見で、若狭議員達が立ち上げる「小池新党」に共同代表というような形でかかわるのではなく、自ら新党を立ち上げ代表になると宣言したうえで、「全国各地で出馬をしていただくという形になるかと思っている。オールジャパンで取り組みたい」と驚きの発表を行った小池都知事

何故、突然「新党立ち上げ」に方針転換したのか。

「東京都の小池百合子知事は25日記者会見し、『希望の党』を立ち上げ、自らが率いる考えを示した。小池氏は『新しい党としてトップ宣言をさせていただく』と述べた」

出典:25日付日経電子版「小池氏、新党 『希望の党』 設立 自ら代表に」

5億円とも言われている政党助成金をもつ「日本のこころ」を吸収合併することで、東京都以外にも候補者を立てることが可能になったことが、方針転換の大きな原因になったのだろう。

さて、「小池新党」の設立に動いてきた若狭議員や、それに期待して離党した議員達はどうなるのだろうか。その点については記者会見で一言も触れられなかったようだ。本当に「政治は一寸先は闇」だ。


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近藤駿介~金融市場を通して見える世界』(2017年9月25日)より
※記事タイトル、本文見出し、太字はMONEY VOICE編集部による

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