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安倍総理が「○○」したら気をつけろ?衆院選前後のマーケットを読む=山田健彦

当面、軍事衝突はない?

政治スケジュールを見ると、10月22日に衆議院総選挙の投開票ですが、もう1つ、中国では5年に1度の中国共産党の党大会が10月18日から1週間の予定で開催されます。

その後、トランプ大統領が11月10日から11日にベトナムで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)への出席に合わせて日本、中国、韓国などを歴訪します。

そのような予定から透けて見えてくることは、日本の総選挙、中国共産党の党大会、トランプ大統領のアジア諸国歴訪が終わるまでは、少なくともアメリカ側からは北朝鮮に軍事的に何か仕掛ける、ということは無いのではないかということです。

マーケット関係者の間では、軍事衝突が仮にあるとすると、12月以降ではないか、との観測が出てきています。

もっとも、この原稿を書いている時点で、北朝鮮が新たなミサイル発射準備を進めているという記事も出ていて状況は流動的です。

防衛関連銘柄をどう見るか

7月のリアル・セミナーでは、防衛関連銘柄はウォッチしておく価値があるとお伝えしました。ですが、最近は反応がやや鈍くなっているようにも感じられます。

思うに、北朝鮮の刈り上げクンは、激しているように見せかけてはいますが、意外にも冷静に踏み留まるべきところは心得ているような気がします。

もっとも、ちょっとした偶然がいくつも同時に重なると事態は思わぬ方向に進んでいくこともあるので、注意は怠れません。

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